学校法人 ロザリオ学園

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2021.12.10 お知らせ

秋の森育

先月、年長児は秋の森育へ行ってきました。

秋は1年の中でも季節をよく感じることができます。

 

 

バスを降りると足元にはたくさんの木の実が。

どんぐりやヤシャブシなど秋ならではの木の実に子どもたちの気持ちも高まります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

いつものように”おじゃまします”と森にごあいさつをして入っていくと、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

森の中にはたくさんの色とりどりの葉っぱが落ちています。

真っ赤になった葉っぱや半分黄色で半分赤い葉っぱ。

茶色になった葉っぱ。

色々な色や形の葉っぱを集め、楽しみます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今回は随分寒くなった秋の森。

家の中では寒くなると、エアコンをつけたり、こたつに入ったりして暖をとります。

でも森にはそれらのものはありません。

そこで、今回はたき火を用意してくれました。

まずは紙芝居を使って、子どもたちもたき火のことを知っていきます。

 

 

 

 

 

 

 

 

『何が好きで何が嫌いなのか』

『どういう声がするのか』

『どうやって一緒に遊べばいいのか』

 

 

友だちと一緒に遊ぶときと同じで、相手のことをよく知り、

相手の気持ちを考えながら遊ぶために子どもたちはよーく話を聞きました。

 

 

 

 

そして、自由遊びの時間。

子どもたちはさっそくたき火とたくさん遊びます。

 

落ち葉を集めて食べさせてあげたり、

 

 

 

 

 

 

 

 

風を送ってあげたり、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

教えてもらったように、たき火の好きなことをしてあげます。

 

でも・・・

元気になりすぎると、煙がたくさん出て目が痛くなってしまうことも。

 

 

 

 

 

 

 

 

初めは煙の中で涙を流していた子どもたちも、だんだんとわかってきたのか、

煙がきたら、風上へ逃げて行ったり、顔を反対に背け、煙が目に入らないようにしたりと、

うまく付き合えるようになっていきました。

 

 

 

 

また、森には立派なもみじの木があり、ちょうどそれが赤く色づいていました。

あまりにもきれいで思わず見とれてしまうほど。

”まっかだな~、まっかだな~”と思わず歌いだしてしまいます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

森の入り口で木の実を拾った子どもたちは、”リースを作りたい!”とツルを集め、

 

 

 

 

 

 

 

 

まーるく形作り、リースを作りました。

頭にかぶると冠のようで素敵です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

また、ひんやりと寒い日だったにも関わらず、子どもたちは川へ入って遊びます。

前に遊びに来た人が作っていた竹の道が残っているのを見て、”流しそうめんだ!!”と、

どんぐりを流し始めました。

 

 

 

 

 

 

 

 

でも・・・

途中で止まってしまい、どんぐりが次々と溜まっていきます。

 

 

 

 

 

 

 

 

どうしたら最後まで流れるのか、試行錯誤・・・。

思いっきり勢いをつけて流してみたり、どこで流れにくくなるのか観察したり。

 

 

 

 

 

 

 

 

こうやってみんなで知恵を出し合って、試して、考える姿が年長児らしいですね。

 

 

 

 

そしてこの日、お昼ご飯を食べた後は、子どもたちが楽しみにしていたおやつがあります。

実は、初めにたき火について教えてもらったときに、

『火は食べ物を美味しくしてくれる力があること』を教えてもらっていたんです。

本当に、火で焼くと食べ物はおいしくなるのか・・・試してみたいと思います。

この日用意したのはマシュマロ。

普段食べているマシュマロとたき火に焼いてもらったマシュマロ。

どっちが美味しいか食べてみようと思います。

でも、これがすごく大変でした。

 

拾ってきた棒にマシュマロを刺し、たき火に近づけじーーーーっと待ちます。

 

 

 

 

 

 

 

 

でも、1分ほど経つとみんな”まだ焼けん・・・”と言いだします。

近づけすぎると真っ黒こげになってしまうし、遠すぎると焼けません。

なかなか『ちょうどいい』距離が難しいようで試行錯誤・・・。

 

 

 

でも、じーっと忍耐強く待っていると、少しずつ少しずつ焼けていき、

美味しそうな『きつね色』に。

頑張って焼いたマシュマロのお味はいかがでしょうか。

 

 

 

 

 

 

 

 

食べた子どもたちが思わず笑みを浮かべてしまうほどに美味しかったようです。

”ふわふわ~!”

”とろとろしていてクリームみたい!!”

”普通のマシュマロと全然違う!こっちのほうがおいしい!”

と、大満足。火の力をきちんと自分で感じることができました。

 

 

今回は、たき火と一緒に楽しく過ごした森。

子どもたちは本当の友だちと遊ぶようにたき火との時間を楽しみました。

でも、帰る前、きちんとたき火には眠ってもらわなくてはいけません。

水をかける前、”なんかかわいそう・・・”と、たき火の気持ちに寄り添ってあげる姿も。

インストラクターの方から、”眠ってもらうだけだよ。また次に来るときには一緒に遊ぼうね”と言ってもらい、

きちんと水をかけて火を消してから、

 

 

 

 

 

 

 

 

森を後にしました。

 

 

 

 

 

 

 

 

今年は、例年より少し遅い秋の森でしたが、その分、葉っぱの色が変わっていたり、

木の実がたくさん落ちていたりとより秋を感じることができました。

日本にしかないこの四季の美しさを子どもたちにも存分に感じてもらいたいです。

 

次は年明け、冬の森です。

何年か前は吹雪の中行ったこともありました。

今年はどんな冬の森に出会えるのでしょうか。楽しみにしています。

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