2021.05.14 お知らせ
年長児は年にいくつか、年長児だけの活動(お仕事)をします。
この春、新しく年長になった子どもたちにとって初めてのお仕事は”花のしくみについて”です。
花がたくさん咲くこの春。
花にも様々な部分とその役割があることを子どもたちに知らせました。
まずは本物の花を使って。
花を分解しながら”かべん””めしべ””おしべ””がく”・・・
それぞれの部分の役割りを知りながら、紙に貼っていきます。
”めしべってこれかなぁ”
たくさんのおしべの中に1本だけあるめしべ。
そーっと抜いて、じーっと見ています。
実物で理解したあとは絵に名前を書き込んでいったり、
本を作り、それぞれの部位の名前や役割を自分で書き記していきます。
このお仕事をすると、部屋に飾った花や園庭に咲いている花を見て、”めしべあるね”と子どもが気づきます。
”ばらの花弁って何枚くらいあるんかなぁ”と呟いたので、一緒に数えていきました。
何枚くらいあったと思いますか?
なんと71枚!!!
子どもたちと一緒に私もびっくりしてしまいました。
すると、”だんだんと小さくなっていってるね”と気づいた子がいました。
ホントですね。
実際に見てみないとわからないこともたくさんあります。
私たちがしているのは『種まき』です。
知識を教え込みたいのではなく、”こういう風になっているんだよ”と伝えるのです。
そうすることで・・・。
これはその次の日に年長の子が描いた絵です。
「こう書きなさい」と教えたわけではないのに、しっかりとめしべとおしべ、かべん、がくが描かれていますね。
”花ってこうなっているんだ”と知ったから、こう描いたんだと思います。
これからも子どもたちの心を豊かにできることをたくさん伝え、共有していきたいと思います。
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