2021.02.08 日誌
年が明けて新年度も近づいてきました。
そこで、1月22日には来年度の新入園児さんに遊びに来てもらい、
幼稚園を体験していただきました。
園児たちは、小さなお友だちが来てくれることを前日から楽しみにしていました。
「まだかな~。早く会いたいな…」
待ちきれず、受付に集まってきた子ども達。
そして、
「こちらへどうぞ」
「おなまえおしえて」 「この名札付けてね。」 と案内してくれました。
こちらの入り口でも、
「ぼくは〇〇くんを待っているんだ!」
「〇〇ちゃんまだかな~。」
「なかよくなれるかなぁ…」 と ドキドキ…ワクワク…
早速、
「こんにちは!おなまえは?」
「かわいい~よろしくね。」
「名札ここに付けておくね。」 と声をかけます。
「ありがとう。お兄ちゃん。」
保護者と離れ、心細い気持ちになっているのに気付いたのか、
そっと肩を添えたり、手を繋いだり…。
「何して遊ぶ?」
「車が好きかな?お外がいい?」
小さいお友だちが楽しい時間になるように話しかけます。
「おそとがいいっ」
「よし、じゃあ靴をはいて…しゅっぱーつ!!」
サッカーボールに興味を持った子に、パスをだします。
室内では…。
ピンクタワー(モンテッソーリ教具)を一緒にしている様子が見られました。
「これ、だんだん大きいのから小さくなっていて面白いでしょ!」
「上手に積めたね。うまい!」
小さい子も自分でできた喜びと、褒めてもらえたことで、なんだか嬉しそう…。
「これなーんだっ!!」
年長さんが差し出します。
「かーーにーー!!!」
「せいかーい。こうやってカニの足をつけてあげてね。」
こちらでは、洗濯ばさみを使った遊びを紹介します。
「どこに付けたらカニさんになる?」
「ここかな?それとも…ここかな!?」
カニの目にくっつけたり、頭にくっつけたりして見せ、楽しい笑い声がしていました。
………かわいいカニさんできたかな?
廊下では…。
「ピタゴラスイッチつくろ!!」
こちらでは、積み木にビー玉が転がる遊びに夢中!!
どうすればビー玉が転がるか、どうすれば止まらず、
最後までゴールできるか一緒に相談しながら組み立てます。
年長さん、年中さんが
「斜めにしたら、ビー玉速く転がるよ!」
すこしヒントを出します。
「こんな積み方はどう?」
高い所から、コロンッと落ちるように転がします。
これをみた小さい子は驚き!
興味津々です。
「ほんとや~!すごいねぇ!もっとやって!!」
途中、
「ママがいないからさみしいよ~」と泣きだす様子も見られましたが、
近くにいるお兄さんお姉さんが優しく寄り添い、手を繋いで慰めます。
するとにっこり笑顔に…。
お兄さんお姉さんと一緒に楽しい遊びをしていつの間にか寂しさも忘れました。
楽しい時間もあっという間。
もうすぐお別れの時間です。
「これあげる。また遊びに来てね。」
切り紙や、ペープサートで作ったプレゼントを手渡します。
「また遊びに来てね。」
とお別れが少し寂しそうに、そしてまた会える日を楽しみにして声をかけていました。
「お兄ちゃん、お姉ちゃん、また遊ぼうね。」 「ありがとう。」
ちいさいおともだちも何だかちょっぴり寂しそう…。
優しいお兄さんお姉さん達との出会い、そして好きな遊びもたくさん見つかり、
楽しい時間を過ごすことができたことと思います。
そして、相手の思いに寄り添いながら小さいお友だちに関わる在園児の姿を見ながら、
縦割り保育の中での子どもたちの育ちを改めて感じた1日となりました。
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