2020.12.24 日誌
12月に入ると、カトリックではイエス様のご誕生を待つ、待降節を迎えます。
幼稚園でも、期待を膨らませながら様々な準備をし、クリスマスを待ちます。
玄関には、年長児が皆で馬小屋を飾りました。
1つ1つ人形を置きながら…
「これは博士だから僕だ!」
「これはヨゼフ様だから、○○くんだね!」
聖誕劇の役を自分自身に置き換えて考えているようです。
こちらは、クリスマスツリーの飾り付け。
「お家でもクリスマスツリー飾ったよ」
「これここに付けよう!」
星や天使、1つ1つのオーナメントを可愛く飾り付けしてくれました。
こちらは各お部屋に置かれた、アドベントカレンダー。
12月1日から25日のクリスマスの日まで、1日1個、その日の日付が書かれている袋を開けていきます…
「今日は9日……”9″あった!」
「届かないよー!」
先生に抱えてもらい、9のカードをめくると…
三人の博士の絵が描かれていました。
イエス様のご誕生時には、たくさんの人々がお祝いにかけつけます。博士はその内の1人です。
毎日何が出てくるのか楽しみにしている子ども達です。
こちらはアドベントクランツ。
4本のろうそくが立っています。
1週間に1個ろうそくに火を付け、4本目のろうそくに火が付くと、クリスマスを迎えます。
灯った火を見ながら、手を合わせ祈ります。
子ども達は何をお祈りしているのでしょうか…
またある日年長児が集まり、歴史の話しを聞きました。(モンテッソーリ教育のコスミックの分野)
イエス様が生まれた時を中心に、それより前(緑の部分)が紀元前、それより後(赤の部分)が紀元後と呼ばれること。
今年の2020年は、イエス様が生まれてから2020年経ったということを知りました。
イエス様が生まれてから、100年後、200年後……
長いときの流れを、子ども達がいつも使っているビーズ(数の分野)を使って、数を数えていきます。
様々な時代について想像し、思いを馳せた子ども達。
こうして様々な準備をし、クリスマスの時を待ちます。
そして何より子ども達は、イエス様のお誕生日プレゼントとして、毎日自分の心で考えた良い行いをし、優しい心、強い心を捧げます。
こうして迎えるクリスマス。
みんなの中に温かな、優しさの溢れるクリスマスとなりますようにお祈りしています。
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