2020.11.25 お知らせ
今月、年長児は秋の森にお邪魔してきました。
前回行ったときは夏。まだセミがないており、長袖が暑い季節でした。
あれから2か月。
季節は少しずつ少しずつ移り変わり、秋真っ盛りです。
久々の森に子どもたちは”早く遊びたいー!”と速足で森へ向かいます。
と・・・。
子どもたち、何かを見つけたようです。
見せてもらうと、どんぐりでした。
さっそく秋を1つ発見です。
森の入り口で、”おじゃまします”とごあいさつをし、
森に入ります。
森に入ると、すぐにでも遊びに行きたい子どもたちでしたが、
今回は遊び相手がもう1つ増えていました。
たき火です。
しかし本来、火は遊び道具ではありません。
扱い方によっては危険で、怪我をしたり、災害に繋がったりする可能性もあるものです。
ですので、火のことを紙芝居を使って教えていただき、まずは火のことをよく知ります。
”火は食べ物を美味しくしてくれること”
”火も生きていること”
”火にも声があるんだよ。目をつむってよーく聞いてみて”
”あ、パチパチって聞こえた!!”
今までは聞こえなかった小さな小さな火の声も聞こえました。
また、私たちと同じで、火にも好きなものと嫌いなものがあります。
好きなものは、木や葉っぱ。
そして、風。
これらをあげると、赤い炎が見えるほど元気いっぱいになります。
でも苦手なものも・・・。それは、水。
水をかけると、”じゅ~”という悲鳴のような音が聞こえ、火が小さくなってしまいました。
『一緒に遊ぶには相手のことをよく知る』
子どもたちがいつもしていることと同じです。
この日はこの火の力を借りて、2つの食べ物を美味しくしてもらおうと思います。
まず1つはさつまいも。
先月のいもほりでたくさん掘れたさつまいもを焼きいもにしてもらいます。
そしてもう1つはお弁当のときのお楽しみ。
それまで好きな遊びを楽しみます。
さっそくたき火と遊びます。
近寄ってみると・・・
”うわぁ、あったかぁい”
火の温かさを感じます。
教えてもらったように、風を送ったり、落ち葉をあげたり、たき火の喜ぶことをしてあげます。
初めは手で落ち葉を拾っていた子どもたちですが、”こんなんじゃ足りんー”と、
ほうきとちりとりを借り、たくさん落ち葉を集めます。
ざぁっと入れると、元気いっぱい大喜びです。
”おいも、美味しく焼いてねー”
森にある遊具でも遊びました。
竹のシーソーは普通のシーソーよりもおしりが痛いです・・・
ガタンとなるたびに、”いたっ”と声があがります。
でも楽しくて何回もしてしまいます。
そして夏の森で楽しんたハンモックも子どもたちは楽しみにしていたようです。
定員2人のハンモックに友だちと乗ってこの表情。
不安定だからこその楽しさがあるようです。
また、夏はたくさん会えた生き物たちにも会いたくて探しますが・・・
なかなか見つけられません。
”前はあんなにいたのに・・・”
”そういえばとんぼも全然飛んでないね”
こういったところからも季節の移り変わりを感じますね。
でもその中で会えたのが・・・
小さなかに。
石と間違ってしまいそうな小さな小さなかにです。
そして背中にとまったのは、これも小さなテントウムシ。
冬は見かけなくなってしまうテントウムシに会えるのは今年最後かもしれませんね。
そしてそして、こちらは大きなかえる。
どこで見つけたのか、冬眠前に会いに来てくれたようです。
大人は一匹も見つけられなかった生き物ですが、
子どもたちの目線からはたくさん見えたようです。
こんな風に遊びながらも、誰かは火の番をしてくれていました。
この後はお待ちかねのお昼ご飯。
焼きいもは美味しく焼けたかな?
そして楽しみにしていたお楽しみは・・・?
また次回ご紹介させていただきます。
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