学校法人 ロザリオ学園

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2020.10.02 お知らせ

はじめての森育

少し前になりますが、9月初め、年長児が森育に行ってきました。

昨年度からずっと楽しみにしていた森育。

ですが、1学期は新型コロナウイルスのため行けず、行きたい気持ちが高まるばかり・・・。

そんな中ようやく行けることになった森育に子どもたちの楽しみな気持ちはいつも以上でした。

アースランドに着き、手洗いと消毒をしたのち、インストラクターの方から話を聞きます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今回は生き物と仲良くなるプログラム。

”森がどんな風にして今の森になったのか”、”森がどんな生き物のおうちなのか”、パネルを使って教えてもらいます。

『バッタ』『いもむし』『とかげ』『へび』

様々な生き物の名前が出てくると、

”捕まえたいー!!”

”飼いたい!”

と、子どもたちの意欲は高まっていきました。

ですが、ここでインストラクターの方から大切なお話が・・・。

”生き物を『捕まえる』んじゃなくて、『お友だちになる』方法をみんなに知ってもらいたい”

そして、生き物とお友だちになる方法を教えてもらいました。

 

まず生き物を手の上に載せて、

おにぎりを作るようにふわっと

手を重ねます。

 

 

 

 

 

 

 

 

そして、お話をします。

”私の名前は~です。嫌なことしないからお友だちになってください”

 

すると・・・

 

 

 

インストラクターの方の手に

乗っていたとかげが・・・

 

 

 

ぴたっと止まっています。

逃げたりせず、手の上で居心地よさそうに寝そべっている姿に子どもたちは驚きます。

 

”生き物と仲良くなる時に大切なのは人間と同じです。

『相手の気持ちを考える』ってことをしてみてね”

と教えてもらいました。

 

子どもたちは”お友だちになりたい!”と森に出かけていきました。

 

森に入るまでにも色々な生き物に出会いました。

何かの動きを目の端に捉え、追いかけていくとどうやらバッタがいたようです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

いつもなら逃げられないようにぎゅっと捕まえていた子も、

今日は教えてもらったように優しく手の中に入れ、お友だちになります。

 

 

 

 

 

 

 

 

ですが、初めてのお友だち作りはうまくいかず・・・。

バッタさんはなかなか気難しいようで、逃げられてしまいました。

 

 

森の入り口まで歩いてきたところでストップ。

ここからは、先ほどお話を聞いたように生き物たちのおうちです。

おうちに勝手にお邪魔することは失礼ですので、みんなでご挨拶をします。

 

 

 

”おじゃましまーーーす!!!”

 

 

 

 

せみやことりの”どうぞ”の声。

 

森の中にお邪魔します。

すぐにでも遊び始めたい子どもたちですが、少し心を落ち着けて、遊ぶ場所やお約束を聞きます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

危険な生き物に出会ったときの方法も教えてもらいました。

蜂だって、危険なだけの生き物ではありません。

”蜂がいたら、頭を手で隠して小さく石のようになってね”

”人間が、「あっちいけ~!」って嫌なことをすると、蜂だってびっくりして刺してくるよ”

 

 

 

 

 

 

 

 

毒がある毛虫や、へびとだって森では出会うかもしれません。

でもそれらの生き物が『悪いもの』ではなく、うまくお付き合いしていけば大丈夫だということを

この森育で自然と知ってもらえると嬉しいです。

 

 

遊び場を教えてもらって、いよいよ好きなところに遊びに行きます。

 

 

さっそく生き物を見つけた子も。

川で歩いていたのは小さなかに。

 

 

 

 

 

 

 

 

初めははさまれることが少し恐かった子どもたちも最後には仲良くなれました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

他にもだんごむしや

 

 

 

 

 

 

 

 

 

バッタ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

珍しいニホントカゲにも出会えました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

足の速いカナヘビも手の中に入れて、お話。

 

 

 

 

 

 

 

 

すると、魔法のように安心して寝そべってくれました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

また、”せんせーーーーー!!!”と子どもたちの声のする方へ行ってみると、

何やら子どもたちが木や葉っぱを見つめています。

 

 

 

 

 

 

 

 

何がいるのか見てみると・・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

思わず寒気がするくらいたくさんの毛虫たちが・・・!!!!!!

さすがにこの数には子どもたちも絶句。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

でもよーーーく耳を澄ませてみると・・・

 

『パリパリパリパリ・・・・・・』

 

毛虫が葉っぱを食べる音が!!!

”なんか、毛虫のレストランみたいやね”

それまで恐がっていた子どもたちも思わず笑顔になりました。

恐い、という思いが強かった毛虫も悪さをしようとしてそこにいるわけではなく、

ただ食事をしているだけ。

こうやって生き物のことを少しずつ知っていってもらいたいですね。

 

 

また、森には生き物だけではなく自然もいっぱい。

秋ならではのお楽しみ、木のみなどのプレゼントも見つけます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

拾ってきた木をのこぎりで切ってみたり、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ハンモックでくつろいだり・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

崖のぼりや

 

 

 

 

 

 

 

 

 

木登りも楽しみました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

初めての森育。子どもたちはめいっぱい楽しめたのではないでしょうか。

”恐いかも・・・” ”できないかも・・・”の思いを抱えながらも、挑戦してできた経験。

たくさんの生き物と触れ合い、”見ているときは恐かったけど、手に乗せると可愛かった”の経験。

”自然だけでこんなに楽しかった”という経験。

普段の生活ではなかなかできない経験がこの森ではできます。

今年は少し遅れてのスタートとなりましたが、これからこの森で少しでもなにか感じてもらえたら嬉しいと思います。

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