2020.06.26 お知らせ
子どもたちにとって遊びは成長のために欠かせない大切なものです。
いろいろな遊びの中で、身体が育ち、考える力や人と関わる力が育っていきます。
子どもたちが遊んでいる姿を見ていると、大人では考えられないような遊びをどんどんと生み出していく姿があります。
その中でも、砂場での遊びは特に面白く、子どもたちが生き生きと遊んでいる姿が見られます。
先日、砂場の様子を見ていると、いろいろなクラスの子どもたちが一緒に川を作っている姿がありました。
初めはバケツで直接川に水を流していたのですが、竹を使って坂を作って、そこから水を流したいと思ったようです。
箱を使い、高さを出しますが、うまく固定できません。
バケツを置いて支えようとするのですが、滑ってしまいます。
何度も何度も角度を調整していきますがうまくいかないようです。
1本を斜めにせず、バケツの上にまっすぐ置いてみますが、うまくいきません。
年長児を中心にみんなでアイデアを出し合い、いろいろな方法を試していきます。
何度やってもうまくいきませんが、うまくいかなくても、『うまくいかなかった』経験が大切です。
私たちが見ていると、大人ならやらなくても無理だとわかるようなアイデアも
どんどんと子どもの中から出てきます。
ですが、子どもたちは真剣に、本気で考え、いい方法を探しているのです。
いろいろな方法を試し、最後は・・・
竹と竹をくっつけなくても水は流れることを発見しました。
このように自分たちで頭と身体と心を使って考える経験が幼稚園の生活ではたくさんあります。
私たちはそのチャンスを奪ってしまわないよう、一歩引いて見守りながら、
これからも子どもたちの気づきや発見を見つけていきたいと思います。
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