2020.07.07 日誌
梅雨に入り、雨が沢山降ってくる時期になりました。
お部屋で過ごす時間が多くなりましたが、ばら組の子ども達は今日も元気です。
ばら組は縦割りクラスとは別に、3歳の誕生日を迎え入園してきてくれたお子さんたちのクラスです。
登園してくるとまずはスモックに着替え、出席カードにシールを貼ります。
ボタンの留め方や外し方、カバンをロッカーのフックにかけたりシールを貼ったり…。
そのひとつひとつのことが子ども達にとっては初めてのことであったり、まだ難しかったり。
「ここに手を入れるよ。」とゆっくり仕方を見せながら子どもが自分でできるように手伝います。
朝のお支度が終わった子どもから好きな活動を選んで取り組みます。
さあ、なにをしようかな…。
粘土を楽しむ子ども達。
ばら組では粘土が大人気です!
小さな手で一生懸命粘土をこねたり丸めたり型でとったり…
「丸めるのできない~。」「〇〇ちゃんが丸めてあげる!!」
「みてみて!~カタツムリ作ったよ~!」できあがったものをみんなが見せにきてくれます。
集中して爪楊枝の先を穴に入れ込みます。
一本一本爪楊枝を持つ手を震わせながら確実に入れていきます。ポトン。
全部入ったときの「できたよ!!」の表情がとても達成感に満ち溢れていました。
’’豆のあけ移し”
取っ手をしっかり握って中に入っている小豆がこぼれないようもう片方の容器に移します。ザザザザザー
また何度も繰り返します。
”シール貼り”
手先をたくみに動かしてシールをはぎ、枠の中に収まるようにと意識を集中させます。
はいだゴミは空いているお皿に…
黙々と集中して2枚のシール貼りを完成させました。
”縫いさし”
紙の印がついている所を目打ちで穴を空け、針に毛糸を通して縫っていきます。
表裏と紙を交互にひっくり返しながら、穴から出てくる針を持ち、引っぱります。
「次はここ?」針を刺す所を一つ一つ確認しながら縫っていき…
「できた!!」
折り紙で車を作った子ども。
慎重に角と角を合わせ、人差し指で折り目をつけていくことを教師と一緒に行いました。
一つ一つの行程をする度に
「折れたね~!」と嬉しげな表情を浮かべる子ども。
最後に鉛筆を持ってきてタイヤを描き…
「できたーーーーー!」
初めて折り紙で作った車。嬉しくて部屋の中で走らせて遊んでいる姿がありました。
こちらは雨の晴れ間を待って、外で遊ぶ子ども達の様子です。
「すべり台してくるー!」と言って、外で滑り台を楽しむ子どもや、
おにいちゃんおねえちゃん達に囲まれて共に虫を捕まえたり、お家ごっこをしたり!
お世話をしてくれたり、優しく話しかけてくれるおにいちゃんおねえちゃんが大好きな子ども達。
ダンゴムシを手の平にのせる子。
小さな命をじっと見つめ、つぶさないようにダンゴムシが動く度に慎重に手を組み替えていました。
たくさん外で遊んだら、お腹はぺっこぺこ…
お部屋に帰って食事の準備をします。
手の指の一本一本、手の平、甲の洗い方を丁寧に伝えます。
お祈りをしたら、
お母さんが作ってくれたお弁当や給食をもぐもぐ…
「おいしいね~!」
お友達と一緒だとおいしさ倍増!!
食事が終わると
歯磨きをします。
先日、帰りの集まりで歯磨きをしないと虫歯になりやすいことを話したら
その次の日から子ども達はより一層丁寧に歯磨きをするようになりました。
「虫歯になりたくない!!」「ピカピカになったかな~?」
子ども達同士で口の中を見せ合いっこする様子も見られました。
机も自分が食べたところを雑巾できれいに拭いて…
「きれいになった~!!ピカピカだね!」
拭いた後はバケツで雑巾を洗います。
手の平サイズに雑巾を畳んだら、力いっぱい雑巾をしぼります。
帰りの集まりの様子です。
みんなで季節の歌をうたったり、絵本を見たりして楽しい時間を過ごしています。
4,5月入園の子どもは園生活に慣れ、自分でできることが一つずつ増えていく度に自信と喜びを感じているようです。そしておにいちゃんおねえちゃん達の姿を見て、自分もあんな風になりたいという憧れが子ども達の刺激と意欲につながっています。
子どもが自分でできる達成感や喜びを味わえるよう、これからも一人一人違う興味や育つスピードを大切にしながら丁寧に携わっていきたいです。
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