学校法人 ロザリオ学園

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2020.02.07 日誌

遠く離れたおともだちを思って

 

1月、世界には困っている人がたくさんいる事について子ども達と一緒に考える時間がありました。

あるクラスでは、私たちの住む日本からは遠く離れた国の子どもの写真を実際に見せながら話をしました。

 

「この写真に写っている女の子、とっても痩せているでしょう?この女の子の住んでいる場所は、食べ物がとっても育ちにくい場所なの。だから食べる物が少なくって、お腹が空いても満足いくまで食べられないんだよ。」

子ども達からは

「食べ物を買いに行ったらいいんじゃない?」

「でも育ってないから、お店にも売ってないかも、、、」

「じゃあ僕がその女の子のためにたくさんお祈りする!」

など、たくさんの声が聞こえてきました。

 

ここで先生から子ども達に、10円があったら何が買えるかを質問をしてみると、

アメが買える!と言う子どもや、牛丼なら安いよ!と言う子どもが居ました。

「みんなにとっての10円はアメが買えるお金かもしれないけれど、この写真に写っている子ども達は10円があれば生きられるんだよ。」

豊かなこの国で生きている子ども達にとっては、そうした国の子どもの生活を想像する事さえも難しいようでしたが、それでも子ども達は一生懸命思いを寄せ、そして、自分達にできる事はなにか無いかを考えていました。

世界で困っている子ども達の為に献金のお金を集める事を提案すると

「僕、お年玉もらったからお金ある」と言って、自分のお小遣いの中から持って来てくれると答えてくれました。

 

次の日、献金を入れられるかごをお部屋に用意しておくと、、、

早速、献金を持って来てくれた子どもがかごの前でお祈りしていました。

「遠くの国で暮らしているお友達が、たくさんごはんを食べられますように」

こんな祈りの言葉も聞こえてきました。

子ども達は自分のものを買うのを少し我慢して、自分達のお小遣いの中から、献金のお金を用意してくれていました。

献金の封筒に、こんなお手紙を入れてきてくれた女の子もいました。

子どもから子どもへの児童福祉献金。

みんなの思いが、世界の子ども達に届きますように。

世界中の子ども達が幸せになりますように。

 

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