2019.11.22 お知らせ
少し前、年長児と秋の森育に行ってきました。
前回は夏の森育。日差しが強く、暑い森でした。
しかし、秋になるとすこしひんやりするほどで、それだけでも季節の移り変わりを感じます。
バスから降りるとさっそく、秋を感じるものが落ちていました。
子どもたちが探しているのは・・・
どんぐりや
ヤシャブシなど
秋の木の実たち。
どんぐりも、ちいさなどんぐりや細長いどんぐり、丸く大きいどんぐりなどいろいろなものが落ちていました。
見えないところにあるどんぐりの木からコロコロと転がってきたのですね。
”どんぐりころころ~♪”と思わず子どもたちも歌いながら森の中に入っていきました。
森に入るとまたまた秋を見つけます。
小さい赤い木の実は”ふゆいちご”
いただいてみると、少しすっぱい味がします。
また、”ブルーベリーみたい”と見つけたのは、”やまごぼう”
潰すときれいな紫色。
”食べたいー!”と思わず声が上がるほど。
入り口につくと、いつものように”おじゃまします”とごあいさつをして森に入っていきます。
すると、大きなすすき!
園にも飾っていますが、こんなに大きくなったすすきを間近で見たのは初めてだってようで
子どもたちも驚いていました。
荷物を置いて、インストラクターの方から話を聞きます。
今回の秋の森育からは、たきびをたいてくれています。
紙芝居を使って、火の特性(好きなものや嫌いなもの)を教えてもらったり、
音がすることやかくれんぼが大好きなこと(赤い炎が見えなくても火はついていること)なども教えてもらいます。
こうして教えてもらうと、不思議と子どもたちはすぐに火と友だちになります。
自由遊びの時間、
”ごはん探しに行こ!!”と、教えてもらった好きな食べ物(葉っぱや木の枝)を探しにいきます。
そして、食べさせてあげ、”喜んどる!!”とまた探しにいきます。
また、元気がないと、大好きな風を送ってあげ、”元気になってよかった”とほっとします。
森育では『生き物の気持ちになって考えること』を当たり前に教わります。
それと同じように、火の気持ちを考え、喜ぶことをしてあげようとする子どもの気持ちに胸が温かくなりました。
虫たちも夏とは違っていて、
どんぐりのなかに、どんぐり虫。
また、かまきりたちもたくさん遊びに来てくれました。
バッタや、
この季節が大好きなカナヘビも見かけました。
雨上がりの1日目はかえるにも出会えました。
初めの森育では虫を恐がっていた子も、今ではすっかり仲良くなれるように。
森育で教えてもらった『虫と友だちになる』という考え方が、子どもたちの気持ちを変えてくれたのかもしれませんね。
また、川で遊んでいた子どもたちが、手や足で水を触ると、
”冷たいっ!!”と。
夏の森では”気持ちいいー!”だった水が、冷たく感じられるようになりましたね。
そして、今回、子どもたちが楽しみにしていたこと。
最初にたき火について教えてもらった際、『火は、食べ物を美味しくしてくれる力があること』を教えてもらいました。
その力をちょっと借りて、今回はマシュマロを焼いていただくことにしました。
お弁当を食べた子どもから、森で枝を拾ってきて、マシュマロを刺し、たき火で焼きます。
でも、待っても待っても・・・
待っても待っても・・・
焼けません・・・
煙が目に入って痛く、目を開けていられません。
”家やとなんでも簡単に焼けるのに・・・”
そうつぶやいた子。
家では簡単に火加減の調整ができ、簡単に美味しいものができます。
それとの違いを感じたのでしょうね。
でもその分、できたときのおいしさは格別だったようです。
みんないい笑顔で、火の恵みでおいしくなったマシュマロをいただきました。
次は、年明けの冬。
次もたきびをたいてくれているはずです。
今年の冬の森はどんな森に出会えるのでしょうか。
楽しみにしています。
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