2019.06.07 お知らせ
先週、今年度初めてのお料理活動がありました。
お料理をするのは、年長児と年中児。
年少児は作ってくれたものをいただきます。
年長児は久しぶりのお料理。年中児は初めてのお料理です。
メニューは、『ごはん・味噌汁・ポテトサラダ』です。
味噌汁のだしはいりこでとります。
そのため。前日から、いりこだしをとる準備をしました。
苦みが出ないように、頭・内臓・骨をとります。
年中児は少し苦戦しながらですが、年長児はお手の物。
年少児も少しお手伝いしてくれました。
それに水を注ぎ、いいだしが出るよう一晩寝かせます。
そして当日。子どもたちはとても楽しみにしてきました。
特に年中児は初めてのお料理にわくわく・・・
お気に入りのエプロンをすぐにでもつけたいくらいですが、
まずは、何を作るのか、材料は何を使うのか、どのように調理するのか、
道具は何を使うのか、みんなで見ます。
包丁は普段使い慣れているものですが、ピーラーは使ったことがない子どもも多いようで、
”やってみたい!”けど”少し恐そう”・・・
先生のやり方をよーく観察していますね。
そして、お料理を始めます。
エプロンを付けて、
手を洗って、自分がしたいものを選びます。
<にんじん>
いつもしている野菜切りの要領で、サイコロサイズに上手に切っていきます。
<さつまいも>
にんじんよりは堅いさつまいも。
野菜によって切る感触も違いますね。
<玉ねぎ>
玉ねぎは手で皮をむいてから切ります。
年長児はこれまでの経験から、目が痛くなることを知っています。
”玉ねぎは苦手ー”という子も。
実際にしてみないとわからないことですね。
<だいこん>
大根はピーラーで皮をむきます。
こんなに長くむけました。
ピーラーは、野菜をしっかりと抑えることや
力加減が子どもにとっては難しいようです。
上手にむけていますね。
むいただいこんを切っていきます。
柔らかくて切りやすい。トントントン・・・
”楽しい~!!”
<あぶらあげ>
あぶらあげは手でちぎって、味がしみこみやすくしたクラスや
野菜とは違った感触を味わうため、包丁で切ったクラスがあります。
触った子どもは”うわぁ、ぬるぬる。ほんとに油みたい!”と。
あまくておいしい油揚げもたくさん入れました。
<とうふ>
とうふは手の上に乗せて切ります。
手を切らないように、そーっと、そーっと・・・
初めての経験に慎重になります。
<みそ>
最後の味付けのみそです。
ボールにみそを移し、
だしを入れ、
マドラーでよく溶いていきます。
溶けば溶くほどいい香りが広がっていきます。
お味噌汁はこれでできあがり。
ポテトサラダも作りました。
<じゃがいも>
まずはじゃがいもの皮をむきます。
コロコロコロコロ転がるじゃがいもをむくのは一苦労です。
しっかり押さえて皮をむいていきます。
そして、皮がむけたら、サイコロ状に切り、
茹でていきます。
茹でたじゃがいもはうちわであおいで冷まします。
そして、じゃがいもを潰して、
他の具材と合わせます。
サラダにはきゅうりも入れます。
魚肉ソーセージと、
チーズもいれます。
そしてゆで卵は、皮をむいで、
半分に切り、黄身を取り出し、白身を細かく切っていきます。
これらの具材を混ぜ、マヨネーズを加えて味付けしていきます。
よーく混ぜて、これでサラダも完成です。
さあ、みんなでいただきましょう。
食べながら、”私の切ったきゅうりだ!!”と喜んだり、
”~くんの切ってくれたお豆腐美味しい!”と言ったり。
いつもより、食に興味を持ち、「美味しい美味しい」と食べる姿がありました。
いつもいただく側だった年中児も、自分たちが作れたことに大満足な様子でした。
お料理活動はただ『作って食べる』ことだけが目的ではありません。
その中で、”自分で考える”、”見通しを持ちながら取り組む”、”正しい方法で道具を使う”、
”準備から片付けまできちんと行う”・・・もっともっとたくさんの力が必要になります。
それらの力は決してお料理活動の中でのみ培われるものではなく、
普段の生活の中で子どもたちの中に積み重なっている力でもあります。
それらの力を存分に発揮しながら楽しむことができるようになった年長児、年中児。
また今月、もう一度お料理活動があります。
次はカレー!今からもう楽しみにしている子どももいます。
今年度も楽しくお料理活動ができますように。
また次も楽しみにしています。
カテゴリー
アーカイブ