2019.03.08 お知らせ
今週、年長児はさいさいきて屋へお買い物に行きました。
買い物をすることは決して簡単なことではないと思います。
数の理解はもちろんのこと、みんなで協力すること、考えること、選ぶこと・・・
様々な力が必要になります。
それらの力が育った年長児だからこそできることです。
”楽しみやけど、ドキドキするー!”
ただ『楽しみ』ではないのも年長児だからです。
”うまく買えるかなぁ” ”お金が足りなかったらどうしよう”とたくさんの不安も抱えながら行ってきました。
まず最初にお米を買いに行きました。
玄米を精米してもらいます。
この茶色の玄米を機械に入れると・・・
白いいつも食べているお米になりました。
初めて見た子どももいたようで、歓声があがりました。
精米したてのお米はほのかにあたたかかったようです。
”これが取れて、白いお米になったんだよ”と、ぬかも見せてもらいました。
触ってみるとふわふわ。
においをかいでみると・・・
”きなこのにおい!!!”
”ちょっときらいなにおい・・・”
”なんかお米のにおいがする”
といろいろな感じ方があったようです。
これでお米が買えました。
ここからは班ごとに分かれての買い物です。
私たちも付いては回りますが、子どもたちにお任せします。
”よし!行くぞー!”と張り切って行こうとした結果、かごを持たずに買い始めてしまった班も・・・
きちんとかごを持ち、買い物スタートです。
買うものリストを見ながら買い物をしていきますが、
さいさいきて屋での買い物はそんなに簡単ではありません。
にんじんだって、たまねぎだって、だいこんだって、
棚の端から端までいろんな種類のものがあります。
形、大きさ、数、値段・・・
いろいろなことに思いを巡らせて選んでいきます。
”どれがいいんかなぁ”
いろいろある大根に頭を悩ませています。
”これでいいんじゃない??”
”でもこっちのほうが安いよ”
”こっちにも大きいのがある”
”大きい方がいいんかなぁ”
いろいろいろいろ考えて決めていきます。
豚肉はお肉屋さんで注文するのですが、したことのない子どもたちはパック売りのコーナーを探します。
ですが、頼んでいたグラム数ぴったりのものが見つかりません。
”あそこで注文すれば入れてくれるんだよ”と伝えると、
お肉屋さんへ行き、自分たちで注文出来ました。
野菜などはどれを買うかは子どもたちにお任せですが、
中にはどれを買うかお願いして買ってきてもらったものもありました。
『のりは210円のもの』とお願いされていた子どもたち。
”これは違う!高いよ”
と値段を見ながら探します。
”どれかなぁ・・・”
”あ!これ?!
あった!!!!!!”
ようやく見つかりました。
豆腐もいろんな種類があり、悩みます。
木綿豆腐と絹ごし豆腐の違いを説明すると、
”やわらかすぎたら持てんよね”と木綿豆腐を選んだクラス。
”豆腐はやわらかいものやろ”と絹ごし豆腐を選んだクラス。
いろいろでした。
どんどん買っていくと、かごはいっぱいになりました。
1人では持てなくなると、”一緒に持とうか?”と手伝ってもらい、力を合わせて持ちました。
全部かごにいれられたらいよいよお会計です。
”なんぼ出せばいいんかわからんかも”とドキドキ・・・
なんとかみんなで考えながらお金を出し、おつりとレシートをもらいます。
あとは袋詰めです。
大きな大根も頑張っていれます。
上手に袋詰めして、お買い物完了です。
帰りのバスの中では”疲れたぁ”とほっと一息。
幼稚園に持って帰った子どもたちの顔は誇らしげでした。
この買ってきてくれたものを使って、お料理活動をしましたので、またその様子は来週お知らせさせていただきます。
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