学校法人 ロザリオ学園

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2019.02.08 お知らせ

冬の森育

先日、年長児は冬の森育に行ってきました。

春、夏、秋と季節を通して遊んできた最後の森育です。

 

去年の冬の森育の日は、雪が舞うようなとてもとても寒い日で、

子どもたちが泣きながら”帰りたい”と言ってたのを思い出しました。

ですが、今年はまるで春のようなぽかぽか陽気。

子どもたちは”もっと寒くなって欲しいー!!””雪降ってー!!”と言いながら森に着きました。

 

いつものように、”おじゃましまーーーす”とご挨拶をして、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

森に入ります。

雨上がりの一日目、道が雨でグジュグジュです。

 

 

 

 

 

 

 

 

最初は避けて通ろうとしていましたが、

”せっかく長靴だし、歩いてみたら?”と声をかけると、

水たまりの中を歩き始めました。

 

 

”うわぁ、なんかぬるっ、ぬるっってするー”

と子どもたち。

少し粘土質な土は普段歩く雨の道の感触とは違っていたようです。

 

 

 

 

森の中へ進んでいくと、池のそばにたらいが置かれていました。

その中には、冬の森育でしか出会えないお友だち。

 

 

 

かえるの卵です。

(今年はアカハライモリも一緒にいてくれていました。)

 

 

 

 

はじめは恐る恐る見ていた子どもたちも、インストラクターの方が手に取ると、

『ツンツン』とつついてみます。

 

 

”なんかゼリーみたい”

”ぷにぷにするーー”

実際に触れてみないとわからない感触です。

 

 

 

次に来たとき、違った姿になっているのか、お楽しみです。

 

 

 

 

森に上がるとなにやらいい香りが・・・

 

 

 

梅の花です。

今年は暖かいからか、いつもより少し早く咲いたよう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

次々にみんなにおいを嗅ぎますが、

”いいにおいー”という子と”全然におわん”という子が。

でもそれが正しいそうです。

上がってきたときからこのにおいを自然と感じている人は、

におっても特段においを感じないらしいです。

 

さて、この日はこれまでたくさん遊ばせてもらってきた森にお返しをする日です。

なんのお返しかというと、”森のお掃除のお手伝い”です。

森がいつもきれいで生き物たちが住みやすい森でいられるのは森の妖精さんのおかげだと言われています。

その妖精さんのお手伝いがすこーーーしできればいいなぁとの思いからみんなでお掃除をすることになりました。

いつも何気なく遊んでいるところでも、よく見ると・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

こんなゴミが落ちています。

昔、ここには家が建っていたそうで、その名残のゴミが今も落ちているようです。

深く深く埋まっているゴミもあり、力を合わせてがんばりました。

 

 

 

 

 

 

 

 

みんなで、どんなゴミが落ちていたか見合わせます。

 

 

 

 

 

 

 

 

私たちが拾えたごみはほんの少しですが、少しでも森のために何かできたかな?

 

 

 

ではきれいになった森で今日も遊ばせてもらいましょう。

と、その前に・・・

今回はたきびでおにぎりを焼いてお昼にいただきます。

網の上におにぎりを並べます。

 

 

 

 

 

 

 

 

火の上に載せてもらって・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

さあ、おいしくなるのかお楽しみ。

 

 

森では子どもたちが最後の森育を楽しみます。

秋に比べると、格段に生き物と出会いにくいこの冬の森育。

 

 

 

”誰もいないかなぁ”

と丸太をひっくり返して探します。

 

 

 

 

すると・・・

 

 

 

いました!!

いもむしくんが隠れるように潜んでいました!

 

 

 

 

川の中で生き物を見つけた子もいました。

 

 

 

タニシという貝の仲間です。

 

 

 

 

 

 

この子も川の中で出会いました。

 

 

 

 

 

ぱっと目に入る生き物は少ないですが、決して全ていなくなってしまったわけではありません。

生き物たちなりに考えながら寒い冬を過ごしているのですね。

 

 

 

 

森育の醍醐味、森にあるものを使って遊びます。

丸太の上に、板を置くと・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

シーソーができました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

初めはうまくこげなかったのですが慣れてくると、

本物のシーソーのように右に左に揺れました。

楽しそうなシーソーは大人気。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

みんなで代わる代わる楽しみました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さて、そうこうしているうちにおにぎりが少しずつ焼けてきました。

 

 

”まだ?””もう少し?”と子どもたちは

待ちきれないようです。

 

 

 

 

向きを変えたり、裏返したり・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

おいしく食べられるまであと一歩です。

 

 

 

あたたかかったこの日。

のんびり座っておしゃべりをする子や、ごろんと横になる子。

 

 

 

 

 

 

 

 

また、なんと、春の気配を感じるものを見つける子も。

 

 

 

四葉のクローバーを探していたのですが

”先生!これなに?!”との声で駆け付けると・・・

 

 

 

 

ふきのとうが顔を出していました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

”これはふきのとうって言って、てんぷらとかにすると食べられるんだよ”と

話をすると、”食べてみたい!”と探し始めました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

インストラクターの方に、特別にふきのとうがたくさんあるところを教えてもらい、

いただいて帰りました。

帰って、てんぷらにして食べたそうですが、

”めーーーーっちゃ苦くて!!びっくりした!!!”と・・・

自然の苦みを感じたようです。

 

 

 

 

さあ、そろそろおにぎりができたようですのでお昼ご飯にします。

森の中で食べるお弁当はいつもおいしいですが、今日はまた特別です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あつあつのおにぎり!

”うわ、あったか~い!!”と美味しそうに頬張ります。

 

 

 

 

 

 

 

火の力で美味しくしてもらったおにぎりをおなかいっぱいいただきました。

 

 

食事のあとは、もうひと遊びです。

おいしいおにぎりのお礼に、火のふーくんに葉っぱのご飯をプレゼントします。

 

 

 

手で集めたり、

 

 

 

 

 

 

 

ほうきで集めたり、

 

 

 

 

 

たくさんたくさん集めました。

すると、元気のなかったふーくんが・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

こんなに元気になりました。

 

 

 

”わぁ!白い煙がすごいーー!!!!!!”

”なんか、ふーくんて葉っぱが一番好きみたいやね!”

 

 

 

喜んでくれたようで子どもたちは大喜びでした。

 

 

 

 

丸太の上に置いた木の棒をどっちが先に取れるか競争したり、

 

 

 

 

 

 

 

 

楽器遊びをしたり、

 

 

 

 

 

 

 

 

川遊びをしたり、

 

 

 

 

 

 

 

 

よく知った森で最後の時間を楽しく過ごしました。

 

 

 

 

そして、最後に・・・

 

 

 

森の中でなにか包みを見つけた子どもたち。

 

 

 

 

 

 

 

開けてみると、

 

 

 

 

 

 

 

こんなにきれいなものが入っていました。

 

 

 

 

葉っぱに書かれた手紙も添えられていて・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

どうやら、朝したお掃除のお礼みたいです。

妖精さん、どこかで見ていてくれたんでしょうね。

 

 

冬の森もめいっぱい楽しむことができました。

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