2019.01.30 ブログ
新しい年を迎え、子どもたちの輝いた笑顔と元気な挨拶で新学期が始まりました。
カトリック幼稚園では、毎年1月の「世界こども助け合いの日」に、特別の祈りと献金を捧げています。
「世界こども助け合いの日」は、子どもたちが、自分とは違う厳しい環境に置かれた子どもたちに関心を持ち、痛みを分かち合って思いを寄せることを目的としています。
3学期が始まってすぐの帰りの集まりでのことです。
「お正月は楽しかった?」との問いかけに、「おもちたべたよ。」「おとしだまもらったよ!」と、子どもたちは瞳を輝かせながら、楽しかったお正月の思い出を口々に話してくれました。
「楽しいお正月を過ごせてよかったね。でも、世界中には、住むところも食べるものも、着る服もない子どもたちがたくさんいるんだよ。」そう言って、エチオピアの男の子の写真を紹介しました。重い水桶を担いで遠くの川に水をくみに行っている子どもの写真です。一日中かけて歩いてきた水桶の中には、茶色く濁ったわずかの水しか入っていません。
「ぼくらは、いつも水道からきれいな水が出るのに……。」
「こんな茶色い水を飲んだら、お腹が痛くなって病気になってしまう。」
「毎日,水をくむお仕事をしてたら、幼稚園で遊べんし。」
病気になっても薬が買えずに病院にも行けないこと。水くみのために幼稚園や学校にも行けないこと。お腹がすいて倒れてしまうかもしれないことなど。一人ひとりが自分のことのように、遠い地の子どもたちに思いを寄せているように感じました。そして、自分たちとかけ離れた過酷な状況の子どもの姿に、衝撃を受けているようでした。
「折り紙でプレゼントをつくってあげる。」
「でも、プレゼントつくってあげても病気はなおらんよねえ。」
「倒れてしまったらどうするん?救急車がないのに……」
「お薬買わんといかんよ。きれいなお水も買わんといかんよ。」
「お金がないと買えんよね。お金、持ってるかな?持ってないと思う。」
「お金があれば、ご飯も買えるし、お水もお薬も買えるよ。お金を集めたらどうかな?」
日本では百円で買えるものは少ないけれど、この国では、百円が1枚あれば、薬や食べるものがたくさん買えることを、子どもたちに伝えました。
翌朝から「ぼく、十円や百円もっとるよ。」と、自分のお小遣いの中から少しでもと、大切に献金箱へ献金をする子どもたちの姿が見られました。
自然災害や、まだまだ紛争が続いている遠い国の子どもたちに思いを寄せ、世界中の子どもたちがしあわせになりますようにと願いながら、今年も「世界こども助け合いの日」を迎えたいと思います。
若葉幼稚園
園長 松木信子
カテゴリー
アーカイブ