2018.12.07 日誌
12月2日(日)から待降節が始まりました。
待降節は、イエズス・キリストさまがお生まれになった12月25日までの4つ前の日曜日から始まります。
昔はこの4週間に、断食を行ったり、悔い改める期間として設けられたりしていたそうですが、
園では「イエズスさまのお誕生日をお祝いする準備期間」として子どもたちと過ごしています。
まずは、子どもたち一人ひとりを表す【羊】を作ります。
羊は、各々の心を表しています。
子どもたちが一人ひとり違っているように、羊も一匹一匹個性があります。
「ここが、みみ!」 「どんなめにしようかな~!」
子どもたちそっくりのかわいい羊ができました。
そして、アドベントクランツを作ります。
「よいしょ、よいしょ・・・」満3歳児も熱心にしています。 「しっかりまこう!」
アドベントとはラテン語で「到来」を意味しているそうです。
「イエズスさまの到来」を待つろうそくを立てます。
このろうそくは、日曜日毎に灯す火を増やしていきます。
ろうそくの火が増えるごとに、イエズスさまのお誕生日が近づいていきます。
また、リボンの色にも意味があり、紫はイエズスさまのお誕生を静かに待ち望む意味があるそうです。
ですから、クリスマス会当日には色が変わります。
何色に変わるか、お子様と考えてみて下さい。
そして最後に、馬小屋を飾ります。
イエズスさまは、静かな暗い夜に馬小屋でお生まれになりました。
子どもたちに、その様子を話しながら一人づつ飾っていきます。
「この方は、大天使ガブリエルです。マリアさまにお告げをした方です。」
「どうしてマリアさまがお母さんに選ばれたのかな?」と聞くと、年長児が
「マリアさまは、優しくて、神様を信じる心を持っていたからだよ。」と教えてくれました。
満3歳児、年少児は初めて見る馬小屋に興味津々。
その日の帰りに、手を合わせて見つめる子もいました。
さて、今週から帰りの会ではアドベントクランツを囲んでお祈りをしています。
アドベントクランツに火を灯し、今日1日を振り返ります。
「きょうは、おともだちとたのしくあそべたよ。」「げんきにすごせました。」
そして、アドベントカレンダーをめくります。
「きょうはなにかな・・・?」 「すてきなすずがでてきたよ!」
クリスマスは、今では賑やかで楽しいイベントですが、本来はイエズスさまのお誕生を静かにお祝いする行事でした。
子どもたちにも、クリスマスまでに清らかで優しい心、そして愛にあふれた日々を送ってほしいと思います。
今年も素敵なイエズスさまのお誕生日を迎えられますように・・・☆
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