2017.09.25 日誌
幼稚園の門を入ると大小様々な木々が枝を伸ばし、鮮やかな緑に包まれている。
ある時は木陰を作り、ある時は心地よい風を感じる皆の大好きな場所。
その木々から夏の暑さに負けないくらい大音量のせみの鳴き声が今年も聞こえてきた。
ミーンミーンミーン ジリジリジリ
夏休み。預かり保育にやってきた子どもたちの中には
虫かごとあみを手に登園してくる子もいる。
園庭に出ると、早速セミ捕りにかけ出す。
木を見上げ、鳴き声のする方をキョロキョロ見渡し
見つけた!!!
狙いを定めると、静かにあみを近づけ、おさえた。
あみを下ろすと
手の中には くまぜみ。
素早くカゴの中に。何とも手際よい。
年中児の彼は幼稚園で二度目の夏を迎え、もうすっかりせみ捕り名人。
その様子を側にぴったりくっついて見ていた年少児がいた。
期間限定のセミ捕り。
子どもたちを夢中にさせるこの体験は、この先も夏が来る度思い出される宝物だろう。
こちらは屋内。こちらの人気者は かぶと虫。
木を登った降りたりするかぶと虫を観察。
上から見たり下からのぞいてみたり・・・と ゆっくりな動きに皆の視線が注がれる。
夏は 特別 虫たちが子どもたちの心をワクワクさせるようだ。
そして9月になり、せみの鳴き声もかぶと虫の姿も見えなくなったある日。
「なんか動いてる!」
と、かぶと虫を飼育していた容器を指す子。
そこで土の入れ替えをしてみると
なんと、60匹のかぶと虫の幼虫がモゾモゾ動いていた。
命は繋がっていた。
来年の夏、またかぶと虫に会えるのが楽しみだ。
カテゴリー
アーカイブ