2017.05.23 ブログ
新学期が始まり1ヵ月が過ぎました。「お母さーん、お母さーん。」と門の所で泣いていた子ども達も随分と落ち着き、「遊んでいたら来てくれるんね。」に変わってきました。
また、トイレの後に「上履き履こう。」と声をかけると「先生はいたよ。」と両手に上履きを入れて見せてくれていたR君、お集まりになると隣のクラスに入り、楽しんでいるY君など年少児さんは一人一人が様々に動いていましたが、1ヵ月が過ぎた今、だんだんと落ち着き始め年長さん、年中さんに手伝ってもらいながら作業着を着たり、シール帳にシールを貼ったり、砂遊びを元気にする明るい笑顔がたくさん見られるようになりました。
そんな中、先日5月12日に歩いて15分位の所にある西条市民公園に、クラス親睦会もかね、親子遠足に行きました。暑くもなく寒くもなく、遠足にはもってこいの天気でした。公園内にはふわふわドームと言って、空気の入ったこんもりとした遊具で、ピョンピョン跳ねられる所があり、大人気です。しかし、お互いにぶつかり合うことも考えられるので、時間を決めて順番に使いました。立ち去りがたい子もたくさんいましたが、とても喜んでいました。お昼には、美味しい手作り弁当を開き、幸せそうに食べていました。本当にこの子達は神様に愛され、周囲の人々に愛され生かされているのだなと、つくづく感じました。
でも昔と少し違うなと感じたことが一つだけありました。それは、昔は大きな弁当箱に美味しい物、その子の好きな物をぎゅっと入れ、分け合って食べていたと思いますが、今はそれぞれの弁当箱に、美味しい物、好きな物を入れ、それぞれがお互いを気にせず、食べていることです。なにか、私が育った時と違うなと感じました。「これSちゃん好きよね。食べてみて。」「お母さんこれあげる。」「半分ずつしよう。」など面倒かもわかりませんが、お互いが同じ方を見て、お互いを推し量り合いながら食べたり、微笑んだりしていく何気ない触れ合いの中にこそ、自分は愛され、認められていることを肌で感じながら、子供達は温かい人として育っていくのではないかと私は思いました。
何か少し硬い話になりましたが、今年度も『楽しく安全で安心できる幼稚園づくり』を目指します。終わりに親子遠足の楽しい様子を紹介いたします。
西条聖マリア幼稚園
園長 呼石 志津子
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