もうすぐ、イエズス・キリスト様のお誕生日であるクリスマスです。

クリスマスはイエズス・キリスト様が私たちの心の中に来て下さる大切な日です。

１１月２８日の日曜日から待降節に入りました。

待降節とは、クリスマスに至るまでの４回の日曜日を含めた期間であり、イエズス・キリスト様が来られるのを待つ期間です。

幼稚園でも子ども達と一緒に、クリスマスに向けて準備が始まりました。

待降節には、各部屋にイエズス様がお生れになった馬小屋を飾ります。まだ、空っぽの飼い葉桶。マリア様とヨゼフ様が優しく見守られています。クリスマスの日、この飼い葉桶の中に救い主イエズス・キリスト様が来られます。

「イエスさま、まだこないね・・・。」と馬小屋を覗き込む子どもの達の姿が見られました。

そして、子ども達は、自分を表す羊を紙粘土で作ります。

　

大切に、大切に、心を込めて・・・。

小さな羊が馬小屋の周りに集まりました。

 

まんまる羊に、「まだかな？」と首を伸ばした羊。細長い羊もいれば、耳をピンと立てた羊もいます。

  

同じように見えて、一頭一頭すべて違います。羊たちも子ども達の様に、イエズス様のお誕生を今か今かと待っているようです。

 

アドベント・クランツ(待降節の輪)も子ども達が作っていきます

   

　

常緑樹で編んで作った輪を、葉っぱで飾り付けていきます。子ども達は、とても真剣です。

輪ができたら、四本のロウソクを立て、リボンで飾り付けます。待降節の間、日曜日を迎える度に火を灯すロウソクの数が増えていきます。

 

一日の終わりに、アドベント・クランツに火を灯し、その日一日を振り返りながら神様にお祈りをします。

  

馬小屋の前でマリア様に手をあわせ、ロウソクの火を消します。

そして、アドベントカレンダーをめくります。アドベントカレンダーは、２４か所めくる場所があり、一日の終わりに一枚めくり、クリスマスを待ちます。

  

小さく開いた窓を一生懸命覗く子ども達。

「今日は、天使だったよ！」　アドベントカレンダーをめくるとき、子ども達にとって、とても楽しみな瞬間です。

 

年に一度の大切なクリスマス。

イエズス様のお誕生を心待ちにしながら、目に見える行いだけではなく、自分の心と向き合い、子ども達と共に、イエズス・キリスト様を迎える準備をしていきたいと思います。

神様が私たちに贈って下さった、救い主イエズス・キリスト様。そのイエズス様が馬小屋でお生れになったその意味を考えながら、喜びと愛、思いやり、許し合いなど子ども達の心に語りかけていきたいと思います。

幼稚園の玄関では、近所の方から頂いたクリスマスツリーが優しく光っています。

素敵な贈り物をありがとうございました。

皆様が幸せなクリスマスを迎えることができますように・・・。