2016.09.17 日誌
園舎建替えを前に、たくさんの”毎日”を過ごしたこの場所で、もう一度皆で集まりたい。
との思いから、”あつまろう!”の会を計画し、3月に卒園した小学1年生の皆を招待した。
卒園から、わずか4ヵ月だが、ひとまわり大きくなった子どもたちが、
当日、集まってきた。
中には県外に引っ越しした人も…。
先生たちは、「いらっしゃい」そして、「おかえりなさい」と、
声をかけながら、懐かしい顔を出迎えた。
笑顔でかけてくる子。
なんだか、照れくさそうにしている子。
少しドキドキしているような子…。
と、門をくぐってくる表情は様々であったが、
久しぶりにあった先生や友達の顔をみると、
あっという間に、あの頃の顔にかえっていった。
そして、当たり前のように、自分のげた箱に靴を片付け、
自分の教室で、
園庭で、
あの場所、この場所で、
あの頃と同じように好きな遊びを選び、
ゆったりと良い時間を過ごした。
その後、皆で園庭に集まり、綱引大会。
幼稚園時代より、力強い綱引。
「やったぁ」と、大盛り上がり。
そして、最後にもう一度、各クラスにもどり、皆で色んな話をした。
学校のこと、友たちのこと、今好きなこと、色々…。
そして、幼稚園の建て替えのことも伝えた。
もう、知っていただろうことだが、その話をとても真剣に
聞いている子たち。
すると、子どもたちの方から、
「じゃあ、マリア様はどうするの?」
「ブランコや鉄棒は?」
「僕らは、もう来れんの?」等々。
子どもたちにとって、
思い出のつまった幼稚園のこと。様々な思いがあふれてくる。
そして伝えた。
建物は変わるけど、ここはずっとあなたたちの幼稚園であること。
マリア様がいつでも見守っていてくれる園であること。
そして、いつでも遊びに帰ってきてほしいこと。
時間をかけて伝えた。
少し安心した表情になった。
最後に、
また、皆で集まれますように。
皆が心も身体も元気でいられますように。
と、皆で祈り、”また来るね”と、言いながら帰っていった。
今度、皆が集まる時、建物は新しくなっているだろう。その新園舎に、子どもたちが訪れた時に、また、あの頃(幼稚園時代)の自分を思い出せるよう、
これまでと変わらない雰囲気、子どもたちへの思いをもって、迎えたいと思っている。
当たり前のように、毎日を過ごしたこの場所。ずっと、子どもたちを見守り育んでくれたこの場所、
この木陰、
この柱、
この廊下、
教室を、
私たちは、子どもたちはずっと忘れないだろう。
長い長い間、本当にありがとうございました。
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