2022.11.11 若葉幼稚園 ブログ
朝晩寒くなったり、吹く風が冷たくなったり、先月まで半袖で過ごしていたのが噓のように秋らしくなってきました。
今日は、先月末に年長児と秋の森に行ってきた様子をご紹介させていただきます。
前回行ったのは夏休み中の8月。
陽射しが強く暑かったり、セミの鳴き声がしたり。
そんなときと比べると季節の移り変わりをしっかりと感じます。
気持ちのいい秋晴れの中、子どもたちと秋を感じに行ってきました。
いつものように森に行くと、何やら今までにはなかったものが。
たき火です。
寒くなってきたこの秋の森育から、みんなと一緒に遊ぶ”お友だち”だと紹介してもらいました。
お友だちとは上手に付き合わなくてはいけません。
たき火の好きな食べ物、あげる食べ物の大きさ、苦手なこと、どこまで近づいてもいいかなどを紙芝居で教えてもらい、一緒に遊んでみました。
教えてもらったように、落ち葉や木の枝などの好きな食べ物を口に入る大きさにして、入れてあげます。
大きすぎる木は、手で折ったり、のこぎりで切ったり食べられる大きさにしてあげます。
そして元気がなくなったときには、”元気になってーー!!”とうちわであおいであげたりも。
火の変化に驚いたり、喜んだりしながら上手に遊ぶ子どもたち。
でも、火は本来、興味本位で遊びに使っていいものではありません。
だからこそ、きちんと火の危なさも教えてもらいます。
『囲んでいる石の中には入らないこと』
『一回火の中に入れたものは出さないこと』
『あまりたくさんのものを入れすぎないこと』
それらのことを守りながら、上手にたき火と遊びました。
そして、紙芝居で教えてもらったもう1つの火の力。
それは『食べ物を美味しくする力』です。
食べ物を火で焼くと、葉っぱや小枝の「おいしくなあれ」の力が込められ、食べ物が美味しくなるそうです。
そこで食後に子どもたちと、マシュマロを焼いて食べてみることに。
森の中から長めの棒を拾ってきて、マシュマロを刺し、たき火で焼きます。
火に近づきすぎると焦げてしまうし、遠すぎると焼けないし、とても難しい作業です。
ちょっと焼いては、”まだかなあ”。
ちょっと焼いては、”まだかなあ”。
どうやら子どもたちは、ぱっと焼けると思っていた様子。
大昔はこんなたき火でご飯を炊いたり、料理をしたりしていたのだと思うと便利になったなぁと子どもたちの大変そうな姿を見て、改めて感じました。
でもこうしてじっくりじっくり、時間をかけて大切に焼いたマシュマロ。
お味は・・・?
”おいしい~!!!”
ふわふわでトロトロで、焼かないマシュマロとは全然違う味になったようです。
火の力、自分たちでしっかりと実感できました。
そして、遊びの中では原っぱで秋を発見。
どんぐりです。
”いっぱい落ちてるー!!”どんぐりの木の周りはどんぐりだらけ。
あっちにもこっちにも!忙しくどんぐりを集めて、気づけばこーんなにいっぱい!!
咲いている花も夏とは違います。
こんな黄色い花や、
こんなピンク色の花。
たくさん集めて花束にするのも可愛いね。
また、涼しくなったこの季節は生き物にもたくさん会えました。
カマキリやダンゴムシ、コオロギ、カナヘビ、カニ。
子どもたちの手の上で居心地よさそうにくつろいでいます。
夏の森のときに教えてもらった『生き物と仲良くなる方法』。
しっかりと覚えていて、手のひらの中で”嫌なことしないから仲良くなろうよ”と。
みんなうまく仲良くなれたようです。
今回の森も楽しいことがたーくさん!!
どんな遊びができるか、どんな場所があるのか随分わかってきた子どもたちは、教えてもらわなくても、どんどんと好きな遊びを見つけてたくさん楽しむ姿がありました。
遊具がなくてもこんなに楽しい。
遊びを生み出したり、自分たちで考えたり。
森にないものは森にあるもので代用しながら遊ぶ子どもたちの姿を見ていると、自然から学ぶことの多さ、大切さをいつも感じます。
たくさん遊んだ最後は、今日仲良くなったたき火ときちんとお別れ。
”また遊ぼうね”
また次の森育でも待っていてくれるはずです。
それまで眠って待っててね。
しっかりとお別れをして森を後にしました。
今年は紅葉はまだもう少し先でしたが、それでも十分森から秋を感じることができました。
次は冬の森育。
寒くてたき火の周りから動けなくなるかも・・・?
大雪が降るかも・・・?
自然のことなのでどんな森育になるかはわかりませんが、寒い中冬をめいっぱい楽しみたいと思います。
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