2022.07.01 ロザリオ学園 ブログ
愛和聖母幼稚園では、5月の“母の日”と6月の“父の日”を併せて“家族の日”としています。この家族の日に開催しているのがあじさい参観日(ミニ運動会)。今年は、3年ぶりの開催を望んでいましたが、生憎の雨のため、後日年長親子のみでの開催となりました。
5月中旬、保育室では、家族の日のためのプレゼント作りが始まります。何を作るのかは子どもたちにお任せ。自由遊びの時間を使って、思い思いにプレゼント作りが進んでいきます。ある年中女児は、「ママの顔描く!」と、クレヨンで画用紙の真ん中にお母さんの顔を描いていました。「できたー!でも、お顔の周りにまだ描くところがあるの。何描こうかな~?」と考えこんでいる様子。そこへ、「お母さんが好きなものって何だろうね?」と教師が声をかけると、何か閃いたように、再びクレヨンを走らせ始めました。しばらくすると、「先生、見て!」と小さく描かれた女の子の顔を指さしながら、「私の顔だよ!ママは1番、私のことが好きって言ってた!」とにっこり笑顔で話してくれました。家庭での親子の様子が浮かび、こちらがほっこりとした瞬間でした。プレゼントの中身はそれぞれ。はさみブーム真っただ中の年少男児は、線や模様を切る度に「これ、ママにあげる。」と自分のラッピング袋へと詰めていきます。自分で作品を作れる喜びと大好きなママを思う気持ちとが合わさった素敵なプレゼントとなって袋にたくさんに詰め込まれていくのを感じました。
参観日当日は、とってもいいお天気に恵まれました。その日は、朝からずっと、保護者の来園を楽しみに待っている子どもたちの姿がありました。準備体操を終えると、かけっこ、ゲーム、鬼ごっこ、騎馬戦、ダンス、すべてのプログラムが親子競技。この日ばかりは、お家の人を独り占め、子どもたちは終始嬉しそうでした。そして、保護者の皆さんも笑顔が溢れんばかりに、お子さんとの時間を楽しまれているようでした。プログラムの最後は、子どもたちから保護者の方へのプレゼント贈呈です。感謝の気持ちと共に子どもたちからの心のこもったプレゼント🎁に、お礼の言葉を伝えたり、お子さんをハグしたりする保護者の方もいらっしゃって、会場全体が温かい雰囲気に包まれました。
子どもたちにとっての1番の安心安全基地は、ご家庭、そして保護者の皆さんなんだなぁという思いと、愛情いっぱい注がれている子どもたちをお預かりしている私たち(幼稚園)。
私たちは、幼稚園という場所で、保護者の皆さん同様、子どもたち1人ひとりに愛情を持ったかかわりを心掛けていきたいと思います。
愛和聖母幼稚園
土居 美南子
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