2022.06.17 若葉幼稚園 ブログ
時の記念日という日をご存じでしょうか?
時の記念日とは、『初めて時計が鐘を打った』記念日のことで、先週、6月10日が時の記念日でした。
時間というのは、私たちの生活の中の主軸のようなもので、幼稚園の生活の中でも子どもたちは時間を見ながら行動しています。
日々、どこかへ出かけたり、集まりがあったりするときには、何時になったら用意をすればいいか記されている『とけいのかみ』を見ます。
そして、その『とけいのかみ』に記されている時間と、時計を見比べて、
”あと少しで時間だね”と見通しを持ったり、”もう時間過ぎてる!!急がなきゃ!”と急いで準備をしたり。
時計があることで、子どもたちが大人からの”今から行きますよ”の知らせを待たなくても行動できるようになっていきます。
そんな生活の中で大切な存在の時計を、この時の記念日をきっかけに年長児は作ってみることにしました。
ひらがなを読み、その意味を随分理解できるようになってきている年長児。
今回は手順表を見ながら作り進めていきました。
手順表を見ながら、型をとり、
数字を書いていきます。
針も型を取って作り、切ります。
そこに、絵を描いたり、好きなものを作って貼ったりして自分だけの素敵な時計を作ります。
そして穴を開けて、割りピンで針をつけ、紐をつけたら完成。
できた時計の針を、「今の時間」に合わせたり、
「帰る時間」に合わせたり、「朝起きる時間」に合わせたり。
針を回しながら時間を合わせていく姿を見ていくと、子どもたちの中に『時間』がよく浸透していることを感じました。
自分だけの世界で一つだけの時計です。
とても素敵ですね。
そして、年長児のこの姿を見ていた年中児や年少児たちも、部屋にある教材の時計を作って楽しむ姿がありました。
色を塗ってはさみで切って腕時計を作ったり、
縫い物で掛け時計を作ったり、”わたしも!”と。
年長さんに刺激を受けて素敵な時計ができました。
この時の記念日をきっかけに子どもたちがより時計に興味を持ち、時間を感じることができればいいなぁと思います。
限りある時間を1分1秒大切に、子どもたちと向き合う大切さを私たちも改めて感じながらこれからも日々過ごしていきたいと思います。
カテゴリー
アーカイブ