2022.05.31 道後聖母幼稚園 ブログ
春から夏にかけて、気温や生き物、植物も日々変化していきます。
園の花壇にもこんなお客さんが…
黒とオレンジ、トゲトゲの幼虫。
「わあ~!なにこのようちゅう!」「あっ!ツマグロヒョウモンだ!」
パンジーやビオラによくいる蝶の幼虫です。
毎年、園では観察日記を書いて成長を見守っています。
今年はあともう2種類…
モンシロチョウとアゲハチョウの幼虫も先生が発見して幼稚園に連れてきました!
今年も年長児が観察日記を書きます。
「え~っと、きょうは…5がつ23にち…」
日にちを書いて、よく観察し、絵と文を書いていきます。
『うんちもかわいい!』『あさ うんちをもりもりしてたよ』『さなぎになって なんにちもなんにちも ねむりました。』『はあとちゃんがちょうになったよ!』『くびが おれてるみたいだった。』『うんちが きゃべつから ころがってきました。』
真剣な眼差しです…!
発見したこと、気づいたこと、感想、中には幼虫に名前を付けた子も。
子どもの視点や、言葉はとても面白いです。
「きょうは え をかこうっと♪」
大きく描く子もいれば、「このぐらいのおおきさじゃないかな?」と幼虫の大きさに忠実に描く子も。
実際に乗せて比べてみました。
「ぴったりだ~!!」「あ、うごいちゃった!」
描いた絵は玄関に貼って飾りました。
「みんなにみてもらおう~★」
年長児の真似をして年中、年少児も絵を描きました。
いろいろな表現があって素敵ですね。
「このはっぱ、おいしいかもしれないよ!」
「ツマグロヒョウモンにいれてあげよう!」
ツマグロヒョウモン、アゲハチョウ、モンシロチョウはそれぞれ違う葉を食べます。
幼虫にあった葉を摘んでいました。
お家の方の皆さん、それぞれ何の葉を食べるか知っていますか?
ぜひ、子どもたちに尋ねてみてください!
先週末には、今年も先生の知り合いから梅が届き、梅ジュースを作りました。
「梅は、そのままでは食べられないんだよ。」と先生に聞き、
「えー!?」とびっくりする子もいれば、「しってる!だからジュースにするんだよね♪」「まえのジュース、おいしかったよね!」
と昨年のことを話す子もいました。
さて、今年も『梅仕事』はじめます!
年長児が重さを測っています。
梅ジュースは梅と氷砂糖が1:1になるようにします。
「500になるまで、あとなんこかな??」
「水がついていると腐ってしまうんだよ。」と先生が話すと
「しっかり ふかなくちゃ!」と真剣です。
「もう、ぬれてないかな…?」
梅をきれいに拭いたら、爪楊枝でヘタを取ります。
「よいしょ…!」
「ここかな…?」
「とれたぁ!!」
あとは梅に穴を開けます。
「どんな もようにしようかな♪」
「ハートにしたよ♡」
「せんせいの かおにしたよ♪」
中には自分の名前を書いた子もいました。
「くんくん…おいしそう♪」
梅の処理が終わったら、瓶に入れます。
「こおりざとうも いれなくちゃ!」「こおりざとうって つめたくないね~!」
氷砂糖が全部溶けたら完成です。
まだ少し時間がかかりますが、出来上がりが楽しみですね。
「おいしくなりますように!!」
みんなでお祈りしました。
自然に触れたり、感じたりすることで、子どもたちの心はたくさん動きます。
小さな生き物から命の不思議を感じたり、愛でる気持ちをもったり。
季節ならではの作物からは、匂いや質感、味覚を通して新しい発見があったり。
これからも自然を通して、子どもたちにたくさん「!」や「?」が浮かび、生活がより豊かになるよう、関わっていきたいと思います。
昨日ついに…
モンシロチョウが羽化しました!
「ばいばーい!!」「げんきでね~!!」
子どもたちは小さくなっていく蝶の姿をずっと見守ってくれました♪
また来年も、遊びに来てね…★
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