2022.06.07 海の星幼稚園 ブログ
育てる ~夏野菜の栽培~
~話し合い~
ある日の帰りの集まりで、今年もみんなで夏野菜を育ててみませんか?と子どもたちに投げかけると、昨年も野菜を育てた子どもたち”まってました”とばかりに大賛成!早速、何の野菜を育てるか子どもたちが集まって相談することになりました。
「前は、“トマト”“きゅうり”“なす”“ピーマン”“すいか”育てたね。トマトはたくさんできたけど、スイカは途中で割れちゃったね」
と、昨年を思い出しながら話し合いが進みます。 そうだ! どんな野菜があるか、調べてみよう!と図鑑を持ち出す子たち。
「どこに、のっているかな?」
「ほら、見て、見て!なすびもたくさん種類があるんだね」
「知ってる野菜にしようよ」
たくさん調べて、植える時期があることに気づく人もいました。
話し合いの中では………
「ぼくは、なすびが好きだから、なすびを植えたいです」
「みんなが食べれるものにしようよ!」
「トマトがいっぱいできたらみんなで順番に食べれるからトマトがいいんじゃない?」
何を植えるかそれぞれの思いがあるようでなかなか決まりません。
「じゃあ、書いてみよう」と
でてきた意見を書いてみる人も。
自分達で話し合いをし1人ひとりが納得するように話を進めていこうとする姿に子どもたちの成長を感じます。
こうして、各クラスごとに植える野菜が決まり苗をうえることに。
~植え付け~
まずはプランターに石を入れます。
次に、土を入れていきます。
「土、柔らかいね!!」「泥団子の土とは全然違うね」
ふかふかの土を優しくそーっと入れていきます。
たくさん手を使ったようですね! 手が真っ黒です。
「ぼく、野菜を植えたことがあるから、見ててね。まず、穴をあけるよ!」
「手で押さえて、ひっくり返して」
「そっと、土をかけていくよ」
「ぼくもしてみるね」
お兄ちゃんがしていることに興味深々! 年下のお友達が側でじっと見ています。
植え終えて、「じゃあ、これで育つかなあ?」と教師からの問いかけに、「水と太陽がいる!!」 の声。
そこで、植物は根っこがあって、ここから水を飲むんだよと伝えると、ポットから出した根っこをじっくり観察。
そして、大きくなあれ!!と願いを込めながら…… じょうろやひしゃくで水をそっとあげます。
「ぼくがあげてみるから、みててね! 土の所にそっとあげるんだよ!」
今度は「ぼくが、バケツをもってあげるよ。あげてごらん。そっとね。」
と、年下の友達にも教えてあげます。
年長児の優しい言葉かけと同じようにそっと水をあげます。
その後、野菜のことを図鑑にしたいと早速オリジナルの本を作る子や、
毎日、観察をして記録をつけている人もいます。
小さな変化を見つけ言葉や絵にして表現していくことはとても楽しいようです。
こうして、草取りや水やりなど、毎日お世話することを通して成長に関心を寄せ物言わぬ植物に命を感じ、命を育てることを子どもたちに実感してもらいたいと願います。
カテゴリー
アーカイブ