2022.04.28 若葉幼稚園 ブログ
早いものでもうすぐ4月が終わり、5月になります。
毎日暑い日が続き、子どもたちも”もう夏になったんじゃない?”と言いながら元気いっぱい遊んでいます。
そんな中、先週から園庭にこいのぼりが泳ぎ始めました。
昨年、卒園児の保護者の方からいただいた大きな大きなこいのぼり。
子どもたちも毎日その様子を見るのを楽しみにしていて、元気がないと”風邪ひいたんかな”と言ったり、泳ぎ回っている姿を見ると”なんか、えさの取り合いしよるみたいやね”と言ったり・・・。
こいのぼりの姿を見ていろいろ感じているようです。
そして、室内でも子どもたちは自分のこいのぼりを作って楽しんでいます。
年少さんはうろこ代わりにシールをペタペタ。
とにかく作るのが楽しくて、夢中で楽しんでいる人や、シールにもこだわって選びながら貼っている人などそれぞれの子どもたちらしい姿が見られます。
棒につけて風車をつけると、
かっこいいこいのぼりのできあがり。
年中さんは、少し大きくなって難しいものを作れることが嬉しい様子。
画用紙を折って、のりで貼ったり、はさみで切ったりしてこいのぼりの体を作っていきます。
そこに色とりどりのうろこをのりで貼ります。
”何色にしようかな~?”
端までのりをつけることも、毎日の生活の中でしっかりと身に付いてきています。
風車も好きな色にしっかりと塗って、
完成です。
”年少の頃よりかっこいいでしょ~”
大きくなったからできる、自分自身でしっかりと感じているようです。
年長さんはうろこや目も型を取って作るところからします。
何枚も何枚も・・・
”大変やぁ~”と言いながらも楽しそうな年長さん。
うろこも全部貼ってしまうのではなく、端だけのりをつけて、ひらひらと浮かばせます。
まるで本物のうろこみたいですね。
どこにのりをつけるか、どっち向きにつけるのか、考えながら作っていきます。
びっしりうろこを貼る人や
色を交互に貼っていく人など、同じ作り方でもそれぞれの個性いっぱいのこいのぼりになります。
体も立体的にのり付けをし、紐で棒につけます。
吹き流しや、
回るかざぐるまも作り、
完成です。
こつこつと時間をかけて作った分、とても嬉しく大切そうに持って帰る姿がありました。
今はなかなかこいのぼりを飾っている家庭も少なくなっています。
だからこそ、子どもたちが本物に触れ、日本の文化やそこにかけられた願いを知ることを大切にしていきたいと思います。
”健やかに大きくなりますように”
今も昔もこの願いは変わらず同じです。
むしろ今、世界中で様々な出来事が起こり続ける中でより一層、このことを願う気持ちは大きくなっているように感じます。
子どもたちが作って帰ったこいのぼりにもその願いが込められていることを感じながら、端午の節句をお祝いしていただければ嬉しく思います。
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