
2025.01.29 海の星幼稚園 ブログ
カトリック園である当園は、”世界子ども助け合いの日”を前に子ども達に児童福祉献金を呼びかけました。
これは世界中の子どもに思いを寄せ、苦しい状況下に生きる子どもと精神的な分ち合いを体験するもので”子どもたちから子ども達へ”という主旨の献金です。
三学期がスタートして間もなくしたある日子ども達にこんな話をしました。
「みんなは水道があってすぐにきれいなお水が飲めるでしょ?でも世界中にはお水が無くてお水があってもきれいじゃないの」
「こんなお水飲めそう?」と聞くと・・・
子どもたちからは
「飲めない!」
きれいな透明な水と泥の混じった水を見比べます。
食べ物もたくさんはなくてお腹いっぱい食べれない人もいるし、少しの食べ物をわけあっているひとたちもいることを話しました。
子どもたちはとてもびっくりした表情でした。
恵まれた環境で暮らす子ども達にとってはこの状況を想像することさえ難しいことでしょう。
そうした子ども達に少しでも想像ができるように写真や物を見せながら伝えました。
真剣に話を聞く子ども達。
そして、その国では100円あったら何ができるかを伝え、自分達に何ができるかを考えました。
そして、「自分の欲しい物を少しだけ我慢してこの人たちに届けませんか」と話し、献金袋を渡しました。
翌日、登園してくると
真っ先に持ってきた献金袋を持って…
「自分のお金少し分けてあげる」
「このお金できれいな水が飲めるといいな」
「私はお家でも献金のこと調べてみたよ。100円でたくさんの薬がつくれるの」と
思いを込めて献金箱へ。
こちらでは、世界のことについて興味を持ちの本を開く子。
飾っている写真を見て「僕たちみたいな洋服も着れるようになったらいいな」と
じっと考えている子。
「世界中の人たちがたくさんご飯がおなかいっぱい食べれますように」と
静かに願いを込めて祈る子。
今、この世界では戦争や紛争下で暮らす子どもは4億人。極度の貧困の実態に置かれている子どもが3億人に上ると報道されています。世界中の子ども達が希望を持って生きることができますように。
世界中の子ども達の”今”を思いながら子ども達と共に祈ります。
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