2024.10.08 海の星幼稚園 ブログ
年長児が、今年 2回目の森育 夏の森に出かけました。
バスに揺られ、しまなみアースランドに到着。
「今日はどんな楽しいことあるかなぁ」とワクワク。森に向かって進みます。
森の入り口に着くと、森の住人にごあいさつ。
「おじゃまします!」
そして耳を澄ますと チチチチ、ミンミン、ヒュルルル・・・。
「どうぞ!って聞こえたね」「いっぱい遊んでねだって」
子どもたちには、優しく出迎えてくれる森の住人の声がたくさん聞こえたようです。
まず皆で森での約束を確認。
〇ハチや毛虫がいた時にはどうするか。
〇生き物と仲良くなりたい時は「痛いことしないよ」「一緒に遊ぼう」とおにぎりの手で優しく包み込んで、優しく声をかけること。
などなど・・・。
さぁ、では好きな場所に行って遊びましょう
真っ先に向かったのは木登り。
木の枝に足をかけ、下枝をキックします。「えいっ!!」
幹にしがみつき
どの枝に足をかけ、手をかけたらいいのか考えながら
上へ上へと登っていきます。
自分の手足を使ってこんな高いところまで登ったという大きな達成感を感じているようです。
ぶら下がったり
まきついたりも・・・。
草むらでは歩くたびにコソコソ、シュルシュルと動き回る生き物を見つけます。
そして
手のひらの中で優しく声をかけ
すぐに仲良くなったかなへびや
大小様々な種類のバッタ
キラキラ七色に光る虫
かまきり
大きな竹を見つけるとみんなで力を合わせて運んで
シーソーの出来上がり。
おっきなどんぐり 枝に着いたどんぐりも
手のひらいっぱい見つけたよ。
どんぐりの帽子を頭に乗せて「帽子2個ある」
これなんだろう! ハチの巣だって。
セミの羽!!アリが運んでる。
こちらでは崖登り。前回よりも高いところまで登っていく子ども達。
そして降りる時にはもと来た場所ではなく違う道を通ります。
トトロのように小さく身をかがめ、木の枝のトンネルをくぐり抜けると
でた~ やった~
たくさん遊んでお腹もすいたのでお昼ご飯にしましょう。
その時です。あ!ハチ!と誰かが見つけると
すぐに頭を隠してしゃがみ込む子。
そう!ハチが来た時にはこうしたらいいんだったね!よく覚えていた!
食事が終わるともう一遊び。
川では竹を繋ぎ合わせ水の道を作ります。
つめたーい、きもちい~。
「あ!カエルがいた。捕まえたい!!」
子どもの気持ちとは反対に上手に逃げるカエル。優しい気持ちでお友達になろうとしましたが、逃げ足の速いカエルに逃げられてしまいました。
「今は遊びたくなかったのかな?」「また見つけたら遊べるかも!」
捕まえられず悔しい気持ちよりも、虫の気持ちを優先してあげる姿も。
残念そうにしていると、大きなカタツムリを発見!
仲良しになりました。
そして、仲良くなった生き物を
「バイバイ」「元気でね」「またくるからね」
と元居た場所に返す子ども達。
ここに居たかったのが分かっているよう。
こうして様々な生命に出会い、様々な体験をして森を後にしました。
数日後、園庭で「森育みたいだね」と木登りをする子。
そして、「ほら、先生見てごらん。あそこにセミの抜け殻があるんだよ。」と教えてくれた子。
園でも、生き物の生命、自然の不思議に興味津々の子ども達。
自然は何ものにも勝る子ども達の先生です。
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