2024.07.31 海の星幼稚園 ブログ
草木も茂り、命溢れる初夏
園でも様々な生物に出会います。
宙を飛び交うトンボをあみで「シュッ!」
僕、オタマジャクシを育ててるんだ。
「足がはえたよ!」
こちらでは、ツマグロヒョウモンのお世話をしています。
「ツマグロヒョウモンは、パンジーの葉っぱが好きなんよ」と
おうちからツマグロヒョウモンのえさを持って来てくれました。
新鮮な葉っぱ嬉しそう。
毎日、虫かごの掃除もしています。
「きれいになったら嬉しいよね。」
居心地がよく住みやすいように虫の気持ちになって考えて作ったおうち。
「気に入ったかな?」
毎日朝来ると、「ツマグロヒョウモン大きくなったかな」
「さなぎになったかな」と見に来ます。
ついに、さなぎになりました。
「なんか、きらきらしているね」
「さなぎ、ぶらーんってぶらさがっているね」
「落ちないのかな」
「見て見て!さなぎがちょうちょになっとる!」
「ほんとや!ちょうちょになっとる!」
「こんな小さいさなぎから大きいちょうちょが出てくるなんてびっくり」
「無事に生まれてきてくれてよかった」
子どもたちは、今まで一生懸命育てたツマグロヒョウモンの幼虫、さなぎがちょうちょになってくれた嬉しさと安心でいっぱいです。
「血がついている!」
虫かごの石に赤いものが付いていました。
すると、、、、
「これはね体液って言ってね、さなぎからちょうちょになる時にたくさん頑張ったからこれがでてくるんだよ。」と皆に教えてあげる○○くん。興味のあることだから知識も豊富。
「寂しいけれど外の方が広いし沢山あそべそうだね。」
「ちょうちょさん、海の星幼稚園に来てくれてありがとう!さようなら」
こちらの飼育ケースにはかなへび。
「葉っぱいっぱいのお部屋にしてあげた。」
「えさの蝶も入れてあげたよ。」
しばらくすると、、
「すごい!見て見て」
虫かごの中を覗くと
蝶をかなへびが「ぱくっ」
その様子を何もしゃべらず黙って見守る子ども達。
こちらのクラスでは、アゲハ蝶を育てています。
本でアゲハ蝶のことを調べてみたり、、
よく観察して変化の様子を記録したり、、、
おいしそうに葉っぱを食べている様子にくぎづけ。
食慾旺盛!食べる音が聞こえてきそう。
耳をすましてみます。
そして蝶に。
「元気でね!!」「ばいばーい」
園庭に放ちます。
こちらでもアゲハ蝶の幼虫を二匹飼育。
かんきつの葉っぱしか食べないことも知り、みかんやきんかんの葉っぱを入れてあげます。
毎日沢山食べてあっという間にすじだらけ。うんちもいっぱい。
ある日、大変!大変!
「水の中に落ちている。葉っぱを食べよる時に落ちたのかも。」
すぐにすくい上げそっとさすってあげますが、、、。
「さすっても生きんのよ」「かわいそう」
残った一匹。
「これは絶対死なせないようにせんといかん」
そこで落ちないようにびんの口にテープを貼ることに。
そしてすきまから枝をさして。
これで大丈夫。元気に大きくなってね。
様々な生き物と出会い、飼育をしながらこども達は
“興味深く、よくよく観察し、それぞれの特性を知り、生き物が喜ぶように生き物の気持ちになってお世話をします”
それは、まるで人との付き合い方について深く学んでいるようにさえも感じます。
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