2024.05.22 西条聖マリア幼稚園 ブログ
クラスで子ども達と飼育していたツマグロヒョウモンが羽化して蝶なりました。
「先生!最後のサナギが蝶々になっとる!」「今年も皆蝶々になってよかったね(*^-^*)」
「なんで飛んでいかないの?」「チョウチョになったばっかりだからはねを乾かしてるんだよ。」
幼虫を飼育するのは今年で3年目になります。去年も観察をしたことがある年長さん達は年下のお友達に教えてあげていました。
「ねえ!みて!なんかここに血みたいなのがあるよ。」虫の観察が大好きな年長のHさんKさんが蝶々のしたに血の塊のようなものがあることに気がつきました。
「先生!この子もしかして怪我してるから飛ばないのかな?」と心配している様子だったので一緒に調べてみました。
さなぎから羽化する際に羽をピンと伸ばすために体の中の体液を羽に押し流していること。
羽が伸び切って余った体液は「蛹便(ようべん)」として蝶のおしりから出されるということでした。
毎年一緒に育てている私達職員も初めて知りました(^^)
子ども達は「血じゃなくてよかった!」「みて手の上にのってきた♪」
「くすぐったいね!」安心した子ども達はしばらく蝶々との触れ合いを楽しんでいました。
「みんなでお花のとこに連れて行ってあげようよ!」「いいね!お花の蜜擦ったら元気になって飛べるかもしれんもんね!」
暫く花の上で羽を休めていた蝶ですがお昼ご飯前に様子に変化がありました。
「先生!なんか蝶々がブルブル震えてるみたい」「大丈夫かな?」
「飛びたいけど怖いのかもしれないよ。応援してみたらいいかも。」
「頑張って!大丈夫よ。」「怖くないよ飛べるよ!」子ども達が声をかけると
それまで指先で震えていた蝶が空に飛び立ちました(*^ω^*)
「やったー!」「元気でねー♪」皆嬉しそうに空に向かって手を振り見送っていました。
これからも様々な自然や生き物との触れ合いを通して発見や不思議を楽しんでいきたいね♡
カテゴリー
アーカイブ