2024.07.01 海の星幼稚園 ブログ
新年度がスタートして早3ヶ月。
はじめはドキドキしながら登園していた年少さんも、楽しそう!やってみたい!と、自分で選んだ遊びを楽しんでいる姿が見られるようになりました。
砂場では、タワシを使ってゴシゴシ。ピカピカになると嬉しそう。
そんな年少さんたちの近くには、優しいお兄さんやお姉さんがいつもそばにいて、手伝ってくれたり一緒に遊んでくれたりします。
「こうするよ!」
「お名前書こうね」名札をよく見ながら、名前を書いてくれています。
1つ大きくなった年中さん。今までは手伝ってもらうことの多かった人も、今度は小さい人をお手伝いしてくれるように。
「これはこっちだよ」
年長さんと年少さん、隣に座って一緒におりがみ。
「こうして折るよ」
お姉さんの手元をようくみながら…
「わかった!」と同じように折ります。
年長さんはまるで小さな先生のよう。
「やってあげる!」着替えも手伝ってくれます。
悲しそうな人がいると「どうしたの」と近寄り、優しく背を撫でてくれる年中さん。
初めてのお当番活動に少し不安そうな年中さんに「一緒にお当番しようね」と、寄り添い声をかける年長さん。
「ちょっと重たいよね」
「ひも、結んであげる」
これまで自分が年上の人にしてもらったことを、同じように年下の人にしてあげられる姿。そんな縦割り保育ならではの毎日を過ごしています。
そして、一人ひとりそれぞれが自分の興味のある活動に取り組んでいます。
花型の画用紙に空いた穴や、ストローの穴に紐を通して首飾りを作り、
「ながーーくつくるんよ!」
こちらは、針と糸で縫った紙バッグに、ストローを通した紐をつけて、素敵なバッグの出来上がり!
夢中で作ったバッグに大満足!
こちらは”かなくら”という教具。平仮名を1文字ずつ五十音順に並べていきます。
「あ・か・さ・た・な…さ、のつぎは…」
生活する中で、言葉や文字にたくさん触れます。鉛筆の持ち方、扱い方も安定してくると、文字をなぞって書いたり、正しい書き順を意識して書いたりできるようになります。
魅力的なカードを使って、形容詞の機能を知っていきます。
「これは、青い・大きい・長四角!」
鉛筆をしっかり持ち、枠の中をなぞります。繰り返しなぞり、手首や肩、肘をいろいろな動かし方をして、文字を書くための準備を楽しみながらできます。
左手でしっかり押さえて、鉛筆をしっかり持ち真剣に…。
”百並べ”という教具では、1から100まで順に数字を並べていきます。チップの数が、1から100のどの辺りになるか、分かってきた人がします。
「26は、20の仲間」同じ十の位ごとに仲間分けしていきます。
今の自分より少し難しいことへ挑戦し、繰り返し取り組み、分かった!できた!が積み重なります。それが子どもにとって一番面白く、興味にぴったりの活動は満足と自信に繋がります。
これは何?どうして?と知的好奇心の強まる年長さん。モンテッソーリ教育のコスミック分野に興味を持ち始めます。こちらでは、1つのお花を分解してみます。
「おしべは5本」
「これは“がく”」
と、それぞれの働き、名称について実物を見ながら知っていきます。
「そーっと…」
そうやってたくさん遊んだ後はお昼ご飯。
お祈りをして、いただきます!
お友だちと一緒に食べれてうれしいな。
こぼしてしまったら拾うよ。一つ一つつまんで、紙に包みます。
「ぜーんぶ食べたよ」
お弁当包みも巾着袋から、風呂敷包みに。端と端を持って…。
食べ終わったら机を拭きます。
雑巾を濡らし、半分に畳んで手首をぎゅっとひねり絞ります。
その動きを先生にゆっくりと見せてもらって…。
今度は自分でやってみます。
「ぴかぴかに拭けた~」
心と身体をいっぱい使って幼稚園で過ごす毎日が、子ども達にとって楽しく、安心できる時間でありますように。
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