2024.03.13 若葉幼稚園 ブログ
先日年長児は最後の森育に行ってきました。
この日はぽかぽか陽気でとても温かく、春の訪れを感じました。
最後の森だとわかっている子どもたち。
”最後かぁ。今日何しようかなぁ”と話しながら森へ歩いて行きます。
”おじゃましまーす!!!”
森の入り口で挨拶をすると、鳥たちが返事してくれました。
”いらっしゃい”って言ってくれているようですね。
森へ入ると、周りの木にも花のつぼみがつき、春の雰囲気を感じます。
この日は、最後の森。
遊ぶ前にインストラクターの方から森に落ちている『ごみ』についての話を聞きます。
一見、ごみなんて落ちてないように見えるけど、よーく見ると森にもたくさんのごみが落ちているそうです。
それは、森育に遊びに来た人が落としたごみや元々この場所にあった建物を壊したときに出たごみ、風で飛んできたごみや鳥が運んできたごみなど様々です。
そのごみが、この森で暮らす生き物たちの生活の妨げになっています。
”拾ってあげるよ”
これまでたくさん遊ばせてもらった森にお礼の気持ちを込めて、森をきれいにするお手伝いをすることにしました。
今まで遊んでいる中では、落ちているごみに気づかなかったのに、探してみるとどんどん見つかります。
ガラスや紙、プラスチックなどぱっと見てごみとわかるようなものもあれば、コンクリートやレンガなど普段はごみだと思わないようなものも、森にとってはごみです。
こんなにたくさんのごみがありました。
少しは森をきれいにすることができたかな。
そのあとは、きれいになった森でめいっぱい遊びます。
この日、森には菜の花がたくさん咲いていました。
少し頂いて、春ならではの森を楽しませてもらいました。
一年を通して遊ばせてもらった森。
季節ごとに楽しみがあり、自然の中で遊ぶ素晴らしさや楽しさを感じることができました。
『何もないけれど、たくさんのものがある』
そんな森の中で、子どもたちは多くのことを経験し、感じてきました。
この日の帰り際、森で何かの包みを見つけた子がいました。
包みには・・・
『わかばようちえんのみんなへ』と書かれており、中には森の木の実が入ったネックレスが入っていました。
森から、”森をきれいにしてくれてありがとう””いっぱい遊びに来てくれてありがとう”のプレゼントだったのかもしれませんね。
また来年も、年長児と一緒に森でたくさんのことに出会いたいと思います。
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