2024.03.06 海の星幼稚園 ブログ
ある日の延長保育。
年長児がホールに集まり、少し先のお料理について説明を聞きました。
先生「次のお料理のメニューは、豚汁とポテトサラダです。
具は何を入れようか?」
「にんじんいるよね!」
「ぼくは、じゃがいも好きだからたくさんいれたいな」
「豚汁だから、お肉がいるよね」
「そうそう、ぶたにく!」
メニューを聞いた子どもたちは、
どんな具材をどのくらい入れるのか、意見を出し話し合いました。
先生「決まった材料は、年長さんに買いに行ってもらおうと思うんだけど…」
「たくさんあるから、紙にかいておこう」
「お金がいるよね」
「八百屋さんにいくんかな」
そして、各クラス買い物リストをつくりました。
当日。
お金と買うものリスト表を大事に持って、バスに乗ります。
お店に到着しました。
入り口でカゴとカートを取り、
店内へ入ると、旬の野菜がズラリ。
リスト表を確認して
「まずは、にんじん!」
にんじんは
「ちょっと葉っぱがついてる、これにしよう」
「えーっと、次は…ねぎ!」
「これは、いっぱいはいってる」
細いの、太いの、曲がっているものもあります。
「これにしよう」
さつま芋は…
「これ!」
「じゃがいも、どれがいいかなあ」
「これは3こ入ってるから、あと4こいる」
「こっちは何個入ってるかなあ」
「玉ねぎは、これ」
「しめじあったね」
お豆腐コーナーには、
焼き豆腐、木綿、絹ごし…たくさんに種類。
「どれがいいかなあ」
卵は、割れないようにそうっと持って…。
「買ったものに、まるを入れよう」
カートを進めていると
お魚屋さんのコーナーに。
海にいる魚がズラリ。
「これはなんだ…?
ちょっとさわってみたいな」
途中、たくさんのいちごコーナーが…。
「いい香り~」
でも、今日は買いません。
こんな美味しそうなものも…。
「たべたーい。でも、がまんがまん」
「つぎは、だいこんだいこん」
たくさんの人がいる店内で、
上手にカートをコントロールして進みます。
大根でも、丸いもの・赤いもの…と色々。
「これもだいこんだって…」
こんにゃくも様々な種類が。
「どれがいいかなあ」
「1番ながいこれにしよう!」
「あ、あれって豆まきのときの豆だ!」
「きゅうり、どれがいいかなあ」と、迷っていると
「どれも美味しいよ」生産者さんが教えてくれました。
「きゅうりは8本買うんだよ」
「じゃあ、3本と3本と3本で9本だから…3つ買おう」
次は、豚汁の味噌。
「これかなあ」
「ちがうちがう、おでんのみそってかいとるよ」
「じゃあ、どこにあるのかな」
「お店の人に聞いてみようか」
勇気を出して…
「お味噌はどこですか?」
「こちらです。」
売り場まで案内してもらいます。
「ここですよ」
「教えてくれてありがとう」
高いところに手を伸ばし
「これこれ、これにしよう!」
こちらでも、店員さんに尋ねます。
「すみません、いりこはどこですか?」
「お魚のコーナーですよ」
「出汁をとるいりこは、ここだよ」と教えてくれた魚屋さん。
なんと、海の星幼稚園の卒園生、先輩でした。
「もう全部買えたかなぁ」
「にんんじん、いりこ、たまご…
よし、ぜんぶあったね」
皆で確認。
「よし、全部あったね」
レジの上に、重くなったカゴをみんなで力を合わせておきます。
レジの店員さん:「何作るの?美味しく作ってね」と声をかけてくれました。
さあ、お会計お願いします。
「何円かなぁ、ようく聞いておかないと…」
「千円札を3枚入れよう」
「ここにお金を入れるんだね」
財布からお金を取り出し…
「よし、これで全部」
こちらのレジでは
「足りるかなぁ」
ドキドキしながら、じっと画面を見つめます。
「足りますように…」
「よかったぁ、足りた」
おつりとレシートを財布に戻し
買ったものは袋に入れて
お店を後にしました。
バスの中で、買ったものの確認。
赤いきれいなお肉や
袋から飛び出している、でっかい大根を
園に帰ると早速
冷蔵庫の中へ。
現金を持たずとも、買い物ができる現代。
買い物の良さは
紙幣と硬貨はどちらが価値があるのか、千円でどれくらいのものが買えるのか、
本来のお金の意味を知ることができるところです。
また、お店の方との会話のやりを通してのコミュニケーション力、
たくさんの品物の中から良いものを選ぶ目…等々、学びの宝庫です。
自分の行動が自信を持つきっかけとなったことでしょう。
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