2023.12.27 海の星幼稚園 ブログ
年長児が森に出かけました。
「前はヘビはがおったけどきょうはおるかな?」「どんぐりいっぱい森で見つけよう」
それぞれ森で遊びたいこと、やりたいことを想像しながら歩きます。
森の入り口で森にご挨拶。
「おじゃまします」
初冬の森は黄色や赤に色付いていました。
季節によって姿を変える自然を目の当たりにします。
森の中央に着くとインストラクターによる火の子どもふう君の紙芝居。
”ふう君は風が大好き 風が吹くとゆらゆらと火が揺れます。うちわであおぐと喜んでいるように見えます”
”ふう君の好きなものは、木の枝や葉っぱです。”
と葉っぱを火にくべてみると、
子どもたちは「火がパチパチしている、火が歌っているみたい。火が大きくなった!」
火の変化に興味津々。
さあ、ゴールデンタイムの始まりです。
それぞれがそれぞれの場所で好きな遊びを楽しみます。
「ふう君はこれ好きかな?」と葉っぱを集めてきます。
「うちわであおいでみるよ!」
今度はみんなと協力して
ふう君は僕たちを温めてくれるね!
こちらは、山肌の道なき道を進んでいきます。
お友達もやってきました。
「ここに足を置けばいいよ!」「わかった!!」
木にぶら下がったり、
登ったり
こちらは川遊び。
「まずは木を持ってこようよ。」大きくて長い木を運び、水が流れているところに木を置いて、ダムを作ります。
竹で水路を作ると森で見つけたどんぐりを転がしてみます。
高低を作り様々な転がり方を試しています。
「いいところまでいけた!」「もっと木をたくさんくっつけよう!」
たくさん遊んだ後はお昼御飯です。
食事の前、先日のさつま芋掘りで収穫した芋をふう君に焼いてもらうことにしました。
お弁当を食べながらも焼き芋が楽しみな子どもたちはちょっとソワソワ
「大きいのがいいな~」
アルミホイルをそっと剥がすと、美味しい香りと、湯気が上がります。
はふはふしながら口の中に…。
「熱いけどおいしい」「ほろにが甘かった!」「もう一個食べたいな~」
火を囲み友達と肩を組んでいただく焼き芋。
忘れられない味になったことでしょう。
食事が終わると、もうひと遊び。
山に生えているつるを取ってリース作り。
赤い実や黄色い花で飾り付け。
こちらは崖登り
つるっと滑ってしまうこともありましたが、木のつるをしっかりと握っているので大丈夫!
何度も何度も登り、だんだんと足運びが軽やかになっていきます。
崖を降りたら秘密のトンネルを発見!!「トトロみたい」
「ここを通ってみよう!!」
上から友達を呼びます!!
「おーい!! 上まで上がっておいでー!!」
登った後は降りていきます。
「滑りやすいところは小さくなって、こうしたら怖くないよ!!」
帰る前、今日の楽しかったことを振りかえりました。
そして、「ふう君をこのままにしてみんなが帰るとどうなるかな?」
「火が広がっていって、火事になるかもしれない!!」
「そうだよね、火のあと始末をして帰るよ」
水を注ぎます。
ジュッ 音と共に白い煙が上がりました。
子どもたちは、ふう君が消えて少し残念な気持ちでもあったようですが、このまま私たちが森を出ていくと火が広がって火事になってしまうことを考えると、子どもたちは消してよかったと安心しました。
ずっと昔から、人を温めてくれたり食べ物を美味しくしてくれた火。
時にはとても怖いものであると同時に人にとってなくてはならない大切なものであるということを子どもたちは体験を通して知ったことと思います。
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