今月、年長児は秋の森育に行ってきました。

 

今年はなかなか秋らしくならず、ようやく少し肌寒さを感じるようになった１１月。

森を訪れると、森の入り口にはたくさんのどんぐりが。

”あっちにも！””こっちは帽子がついてる！”

夢中になってどんぐりを探します。

 

 

 

”おじゃまします”のご挨拶をして、森に入ると・・・

 

 

森には、春の森や夏の森にはなかった『たきび』がありました。

 

 

この日は、このたきびとも一緒に遊べるようです。

ですが、一緒に遊ぶにはまず相手のことを知らなくてはうまく遊べません。

インストラクターの方から『たきび』について、紙芝居を使って教えてもらいました。

 

 

 

紙芝居を見て、たきびが”どんなものが好きか””どうしたら喜ぶのか””何は嫌なのか”いろいろなことがわかってきました。

 

 

 

さあ、それでは自由に好きなことを楽しみます。

 

 

 

さっそくたきびと遊ぶ子どもたち。

教えてもらった好きなもの、枯れ葉や枝をたきびにあげます。

あげると、白い煙がもくもくと!!次第に赤い炎もあがります。

”めっちゃ喜んでくれてる!!”

子どもたちは大喜びです。

 

 

また、たくさん好きなものを食べて元気になったたきびに温めてもらう子どもも。

火の温かさを感じますね。

 

 

 

 

また、初めに読んでもらった紙芝居で、『火は食べ物を美味しくしてくれる』と教えてもらいました。

この日はお弁当のあとにそれを実践してみました。

用意したのは、マシュマロです。

さあ、たきびで焼いて食べるとどうなるのでしょうか。

 

 

焼き始めた子どもたち。

１５秒もすると、”もうできたかなぁ？”とマシュマロの様子を見てみます。

ですが、そんなに簡単には焼けません。

じっくりじっくり・・・

火に近づけすぎると焦げてしまいますし、遠すぎると全く焼けません。

 

”難しい””疲れた””全然焼けん”

子どもたちは大苦戦。

 

 

煙が目に沁みて涙が出る子も。

 

おいしいものを食べるのは大変なんです。

電子レンジやコンロなど便利なものを毎日目にしている子どもたちは、この大変さに驚いたようです。

 

ですが、できあがったマシュマロのお味は・・・

 

”美味しいーーーーー!!!!!”

”とろとろになったー!!”

 

 

 

子どもたちも十分火の力を感じてくれたようです。

 

 

 

その他にも虫と触れ合ったり、

 

 

シーソーで遊んだり、

 

 

崖のぼりをしたり。

 

 

すすきもたくさんありました。

長いすすきを少しいただいて、くすぐりあったり、戦いをしたり。

秋ならではの楽しさですね。

 

 

 

久しぶりの森。

それぞれが楽しいことを次々と見つけ、充実した時間を過ごす姿がありました。

 

「次は冬の森だね」

子どもたちに話すと、”寒そうーー”　”雪降るかなぁ”と心配そう。

でも、”たきびにあっためてもらおう！！”と。

火の温かさも十分に感じることができたようです。