1学期の初め、今年も皆で野菜を育てよう！ということになりました。

まずはクラスごとに何の野菜を育てるのかを決めることに！

図鑑を見たりお家の人に聞いてきたりと、この時期に育てられる野菜を調べました。

そしてトマトになすび、きゅうり、かぼちゃ、にんじん、えだまめ、とうもろこし…等々

様々な野菜の栽培が始まりました。

数日後、野菜の苗が勢揃い

「この葉っぱちくちくしてる」

「重たいなぁ」

皆で力合わせて土を運びます。

 

土をプランターに入れ

「つちはベッドみたいにフカフカの方がいいよね」

「大きくなってね」

と思いを込めて優しく土をかけます。

それから毎日、

登園してくると、真っ先に野菜の元へ行きお水をあげます。

 

だんだんと、つるが伸び、花が咲き、

 

実をつけ少しずつ少しずつ変化していく野菜たち。

 

 

下からのぞいてみると

大きなきゅうりがなっていました。

「きょうは、はっぱがすこしおおきくなってた」

「おはながさいてたよ」

「トマト1個増えてる」

よーく見てその様子を記録もしました。

 

 

 

 

 

そしていよいよ収穫の時

「えだ豆できとる」

「お弁当に入っとるのと一緒や！」

「いぼいぼがいっぱい」

収穫した野菜は子ども達がお料理。

「このくらいの大きさがいいかな？」

味付けをし

「ちょっと塩入れすぎ？」

昼食時や帰りのあつまりの時に、いただきました。

 

あっという間になくなり

「もっとたべたかった」との声も。

 

 

それから夏休みに入り、

その間は教師が代わりにお世話をしました。

 

 

そして迎えた2学期。

青々としていた野菜は葉を落とし茶色く姿を変えていました。

最後の収穫に出かけます。

愛おしそうに収穫しながら、パクっと口の中に！

とってもおいしようで笑顔がこぼれます。

 

しばっていたひもを切って…。

友だちと力を合わせて「よいしょ」と茎を引っ張ると土の中から出てきた根っこにびっくり！

「こんなになっとったんやぁ」

「この根っこすごい！ひげみたい」

「ぼくよりおおきくなっとる！」

土の入ったプランターを片付けました。

 

 

小さな苗の時から後始末まで世話をし、見届けた子ども達

お店で買ったものにはない愛情が

トマト１個、きゅうり１本に湧いたことでしょう。

 

 

 

水をあげると生き生きとし、怠ると元気がなくなる様子や成長し様々に変化していく様を見ながらそこに生命を感じたことと思います。

 

自然の恵みに感謝！