年長児が待ちに待っていたお楽しみデー。

 

「すいかわりが楽しみ！」「キャンプファイヤーたのしそう！」

「ブルーベリー１００個たべる！」と

先生から前もって聞いていたプログラムを友だち同士で話しながら、

楽しみに待っていました。

 

 

 

そして迎えた当日。

さあ、バスに乗って出発です。

 

段々と、山の中に入っていき…

森のともだち農園に到着しました。

 

まず最初は草木染。

事前に園で、ビー玉を置いて輪ゴムで縛ったり、洗濯ばさみで挟んだり、

思い思いに自分の模様を作って準備していたハンカチを

  

 

 

 

ブルーベリーをグツグツ煮た鍋の中に入れ、農園の方が更にグツグツ煮てくれます。

ほんのりいい香りが漂います。

ハンカチを入れてすぐ「もう色がついてる」「ブルーベリーの色だ！」とワクワク。

 

次はブルーベリー狩りです。

 

 

ブルーベリー農園に入ると、まずは農園の方から、

「美味しいブルーベリーは、色が濃いものがいいよ！

緑色から、赤色になって、このブルーベリーの色になります。

色々な種類があるから、美味しい木を探してみてください！

美味しい木があったら、お友だちに教えてあげてください！！」

と、教えていただきました。

 

 

　

それから何十本も植えられている広い畑の中を、それぞれがあちらこちらと歩き、

自分で美味しそうなベル―ベリーを見つけ、手を伸ばします。

 

 

「ここにもある！」

　

 

「この木は甘いよ」

 

両手いっぱい取っている人や、じっくり大きな一粒を探す人も・・・。

「あんまり好きじゃないかも」と言っていた人も一粒食べてみると

「うわ！あまい！」と、思わず笑顔になったり、

　

「これすっぱかった…」なんてことも…。

いつの間にか、みんな舌や口の中が紫になって大笑い！

 

ブルーベリー狩りをしている間にハンカチもいい色に染まってきました。

それを水の中でごしごし・・・。どんな模様になっているかな？

　

だんだんと模様が浮き出てきます。

「こんな模様になった！！」と友だちと見せ合ったり、

　

　

くっついたハンカチを友だちと一緒に広げたり。

 

お昼は、持って来たおにぎりを食べながら一休み。

　

 

 

その後

農園の方から、お土産にブルーベリージャムを頂きました。

瓶のふたには、それぞれ思い思いのイラストを描いたシールを、

　

貼り

自分だけの特別な瓶になりました。

 

 

続いて

バスに乗って美術館へ向かいます。

石村嘉成展　“いきものだいすき”　を鑑賞しました。

 

 

入ってすぐ、ハシビロコウがお出迎え。

 

そして、大迫力の長い長い作品に、子どもたちは

「おっきーい！！」「ずーっと続いてるね！」と大興奮！

全長２６ｍの “animal　history”は

生き物たち５億年の進化を、なんと１２２種類もの生き物に描かれているそうです。

 

「これらいおん？」「あ！かぶとむし」自分が見たことのある動物や捕まえたことのある虫も見つけました。

 

植物、昆虫、動物、水辺の生き物…

　

 

鮮やかで大胆な作品の数々に、子どもたちは目を輝かせ、

石村さんの世界にどんどん引き込まれていきました。

　

 

幼稚園に戻ってからは、水着に着替えて

 　

染めたハンカチを洗濯物のようにピンと伸ばしながら、フェンスに干します。

様々な模様がくっきりと見えてきました。

さあ、これからは園庭に設けた様々なコーナーで

思い思いの遊びを楽しみます。

 

   

こちらでは、土山にビニールシートをかけたウオータースライダー。

勢いよく滑ります。

 

   

しゃぼん玉コーナー

「見ててね！ほら、こんなに大きなシャボン玉できるよ！」

 

   

こちらは水鉄砲の的あて。

「ほしいのはあれなんだよねー」と、水鉄砲を発射！

 

そして、各クラスに分かれてすいか割り。

目隠しをして、みんなで協力してすいかを割ります。「右右！あ！ちょっと後ろ」

「ちょっと割れてきてる！」「すいかのにおいしてきたね」

　

 

割れたすいかをいただきます。

ペッペッと、種は園庭に…。

「スイカが生えてくるかなあ…。たのしみ。」

　

 

その頃いい匂いがしてきました。

保護者会役員の方々が作ってくださったカレーが出来上がったようです。

　

さあ、いたたきましょう。

　

「おいしいね」「おかわりしちゃお！」

３回もおかわりするお友だちもいましたよ。

 

最後は

薪に火が灯されて、キャンプファイヤーの始まりです。

　

 

神秘的な火を囲んで、仲良しのお友だちや先生と歌い、踊るフォークダンス。

気持ちも高まり、なんだかとっても特別な気持ち。

　

 

日が段々と落ちてきて、お迎えの時間が近づきます。

最後に

みんなが安全に楽しく過ごせたことに感謝してお祈りをしました。

　

盛りだくさんだった１日。

その一日を振り返りながら

「今日は何がたのしかった？」と問うと

「えっとね、えっとね、ブルーベリー狩りと、すいか割りと…」と

興奮しながら話す子どもたち。その表情はとっても満足そう。

今日体験した様々なこと一つ一つが、

子どもたちのキラキラとした思い出となったようです。