2023.08.02 海の星幼稚園 ブログ
1学期末、子どもたちがカレー作りをしました。
前日から
「明日ってお料理よね。ぼくは、にんじん切りたい!」
「じゃがいも大好きやけん、たくさんいれたいなあ」など
楽しみにしていた子どもたち。
そしてお料理当日。
「おりょうり、おりょうり~♪」と楽しそうに口ずさむ人や、
準備された材料を見ながら
「これ知ってる!りんご、なす…」
年少さんも、おりょうりに興味津々。
お料理活動は、年中児・年長児で行います。
年少さんは作ってくれたお料理を一緒にいただきます。
「おいしいのつくるね」と年少さんに話しかける年長さん。
まずは、
先生のデモンストレーション。
材料、使用する用具の扱い方、野菜の切り方など
これから子どもたちが自分でできるように
予め伝えておきます。
さあ、お料理の始まりです。
エプロンをつけます
「手伝おうか?」
「うしろお願い~!」
友だち同士で手伝いあいます。
器具は、必要なものを自分で用意します。
「あとなにがいるっけ?」 「えっと、包丁と…」
そして、自分の切りたい食材の机に行きます。
<にんじん、じゃがいも>
「中もずっと、オレンジだなあ」 「ちいさく、ちいさく…」
「じゃがいも、ぬるってするなあ」
<なす>
「ふわふわしてるから、すぐきれちゃう」
ナスが苦手な友だちがいると聞いて、「ちいさくきってあげなきゃ」と
小さく小さく切ってくれている人もいました。
<たまねぎ>
ちゃいろい皮をむいて
切っていると…
「目がいたーい!」
「しみる~」
悲しくないのに、涙がたくさんでました。
こちらは、隠し味のりんごコーナー
シュッシュッとすりおろしていくと、甘い香りが広がります。
「いいにお~い」
「りんごジュースやね!」
すりおろしの作業は、とっても魅力的なようで
行列ができていました。
切れた野菜は、大きなザルに集めます。
合い挽き肉は、先生が炒めます。
“ジュウ~” という音とともに、香ばしい匂い。
「やきにくのにおい!」
「おいしそ~」
野菜が煮えてきたので、カレールウを溶いていきます。
「ドロドロしてる~」 「はやくたべたいなあ」
ルウを入れて、あとひと煮立ち。
その間に、使った器具の後片付けをします。
「このまな板、玉ねぎのにおい!」
「そろそろできたかな?」
お鍋のふたを開けてみると
部屋中が、カレーのいい匂いに包まれます。
カレーが出来上がりました!
配膳も、子どもたちが自分で行います。
「いっぱいたべるぞ!」
お玉ですくってご飯にかけます。
お盆に乗せ、ゆっくりゆっくり
自分の席まで運びます。
そして…
「いただきまーす!」
「おいし~い!!」
「上手にできた!」 「おかわりいっぱいするぞー!」
「お姉ちゃんたちが作ってくれたの、おいし~い」と
年少さんも大喜びでした。
今年度初のお料理。
特に、初めて参加する年中さんは
おままごとでなく、本物の包丁・食材を使ってのお料理に
緊張しながらも、やり始めると没頭し、できあがったときには
本当に目を輝かせていました。
いろんな野菜を切った人、一つの野菜を集中してずっと切っていた人
一人ひとり取り組み方は異なりますが、
大人に役割を決められるのではなく、自分で選んだものだからこそ
いきいきと活動できたのだと思います。
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