2023.07.20 海の星幼稚園 ブログ
今回はさくら組、ほし組、こすもす組の年長児がアースランドに行きました。
今日は快晴、晴れの森!
アースランドへ到着すると首から虫が入らないようにタオルを巻き帽子をかぶり身支度を整えます。
さあ、出発!!
森へ入る前にインストラクターの方に生き物と仲良くなる方法を教えていただきました。
「みんなは初めてお友達になる時に大きな声をかけられたり、無理やり触られたりするとどうかな?」
「嫌な気持ちがする。」
生き物と仲良くなるためには
こうやってそっと手に乗せて、
「私は、人間です。怖いことはしないよ。お友だちになろう。」
と、話しかけます。
すると、
手の中にいた生き物は
逃げることも暴れることもありません。
そんな様子に子ども達はビックリ!!
早速、試してみました。
ほんとだ! 小さな小さな生き物と気持ちが通い合ったようです。
そして森の入口で森の住人に挨拶をします。
「おじゃましまーす!!」
耳を澄ますと、森からのお返事が聞こえます。
ほーほけきょ。ピピピピピッ。
等、鳥たちがお出迎えしてくれました。
道端の木々に目が向く子ども達。
「これは梅の木だよ、梅が付いてるでしょ!」
「みつけたよ~!!」
栗のイガを手のひらに乗せた子も。
「チクチクする」
赤い実も見つけたよ。
「これ、食べれるかなあ」
森の中に着くと
危険な生き物のお話を聞きます。
蜂がいることがあります。
でも、驚かなくてかまいません。
そんなときは攻撃をせず、身体を小さくしてください。
そうすると、蜂は遠くに逃げていきます。
早速してみる子ども達。
そして、
さあ、ゴールデンタイムです。
それぞれ思い思いの場所へ駆け出します。
木登り
その表情は真剣そのもの
「木の上にも、くも や ありさん がいるね」
「先生、こんなところまで登れたよ」
何度も登り、上へ上へ…
空が近くになりました。
シーソーをしたり
森の中を駆け回ったり
櫓に登ったり
見たこともない大きなミミズを見つけてビックリしたり
一歩一歩、足元を確かめながら、崖登りをしたり
よーく水辺に目を凝らしていると
タニシを見つけました。
「この貝は、トンボの幼虫のヤゴが食べるんだって~」と、
虫に詳しい子が教えてくれました。
すると
「ヤゴ見つけた!!」
話しかけ、仲良しになると
そーっと、もと居た場所に返してあげます。
「またね」
こちらでは、山から流れ出る水を見つけ、
竹を運んできて水路づくりが始まりました。
1人、また1人と集まってきて、水路をつなげていきます。
「OK!水きよる!」
水の流れを確認しながら
皆で力を合わせます。
「そこ持っとって!この下に木を置こう…」
知恵を出し合います。
こちらでは、ほんのり黄色く色づいたビワの実を見つけました。
中でもよーく色づいた実を1つ採り、皮を剥いてみます。
パクっ
「うわあ、おいし~い」
そして、「ぼくもぼくもー!」と
美味しそうな実を探して、口に運びます。
実を食べた後、口からポロッポロッと出す種。
「これ持って帰って植えよう。ビワ、何個できるかなあ…」
おいしい食べ物は、いくらでも食べられるであろう今の子どもたち。
しかし“おいしい”と感じて、こんなとびっきりの笑顔を見せることがあるでしょうか。
この場所で味わったこの味は、決して忘れることがないでしょう。
こうして、様々な体験や生き物との出会いがあった森を後にしました。
後日談…。
教室の中に蜂が入ってきました。
その時です。年長児が小さい声で
「蜂は大きい声が嫌いだから、小さい声で話すといいよ。
そして、小さくなるんだよ!」
「こうやってね!そうすると、逃げていくから」と
年少さんたちに教えてあげていました。
森での学びが、生活の中で活きます。
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