学校法人 ロザリオ学園

新着情報News

2023.05.02 ロザリオ学園 ブログ

新しい毎日

ロザリオ学園 ブログ

4月が終わり、今日から5月となりました。

園庭に出ていると汗ばむようになり、入園してきた子どもたちも自分らしく生活を始めています。登園時、お母さんとのお別れに涙をみせていたお友達も、先生や友達と挨拶を交わしたり、シール帳にシールを貼ったりすることで、気持ちの切り替えをして笑顔になって生活をするようになってきました。

 

年少児のEちゃんは、3月にお姉ちゃんが道後聖母幼稚園を卒園し小学生になりました。今までは、お母さんやお父さんと一緒に、夕方お姉ちゃんを預かり保育に迎えに来て、恥ずかしそうにしていました。入園後は、園バスに乗り、笑顔で毎日登園し「今日は何をしてあそぼうかな・・・」と、毎日自分の好きなことを見つけて活動していました。

 

先日、クラスで一緒に生活をしていると、「えんちょうせんせい いっしょにあそぼう。」と笑顔で声をかけてきてくれました。「Eちゃんは、何をしたいかな?」と心の中で思っていると棚にある「輪飾りづくり」を指差し「これ。これがしたい。えんちょうせんせい おしえて。」と真っすぐな眼差しで伝えてくれました。

 

「Eちゃん みていてね。」と心の中で呟きながら、輪飾りの紙1枚をゆっくりとトレーにいれると、「わたしもできるよ。この色とこの色」と自分でトレーに入れました。そして、のりと糊付け板を用意すると、座りやすい場所を探して座りました。

Eちゃんに、ゆっくり手順をみせると、自分で活動を始めました。「自分で出来るようになりたい!!」という大きなエネルギーは、その後 繰り返し繰り返し活動する姿となり、改めてこの教育の素晴らしさを子どもたちから学んだ瞬間がありました。Eちゃんは、翌日もこの活動を選び自分が満足するまで活動を続けていきました。

 

    

 

   

 

のちに、自分のお姉ちゃんが、幼稚園から持って帰った輪飾りが素敵で、自分もお姉ちゃんのように上手に作りたかったと、お話をしてくれました。

モンテッソーリ教育の園ならではの子どもたちの姿ですが、子どもたちが「ひとりで出来るようになりたい」というその瞬間に、お手伝いをすることができたことに大きな喜びを感じる毎日です。

 

    

 

 

 

園生活は、まだ始まったばかりです。

新入園児を迎え、ひとつ年上になり新しい名札を胸に誇らしげに生活をする子どもたちにも、新しい毎日があります。

園庭のシンボルツリーの新しい芽の息吹を発見して感動するこどもたち、木製遊具でゆったりと遊ぶ子どもたち、室内で教具を楽しむ子どもたち、様々な出合いをみんな楽しんでいます。

一人の保育者として、子どもたちと過ごすことができることに感謝しています。

子どもたち、そして家族の皆様と共に、ひとり一人の歩みに寄り添いその時を大切にしていくことが私たちの願いです。共に歩んで参りましょう。

♰ 神に感謝

 

 道後聖母幼稚園(聖母ファミリー)

 園長 松本 綾美

カテゴリー

アーカイブ