2022.11.29 ロザリオ学園 ブログ
今年も子どもたちと一緒に、七五三のお祝いの日を迎えることができました。
隣接している教会にて、園児全員が神様の祝福をいただきました。初めてお御堂に入堂する小さな子どももいます。とても神聖な雰囲気の空間に、少しばかり緊張気味の表情をうかべていた様です。席に着いてからは、ステンドグラスから差し込む陽の光の美しさに目を奪われている子どももいます。流れる讃美歌を聞きながら、静かに目を閉じていたり、優しいマリア様の像にそっと手を合わせていたりする子どもや、十字架にかけられたイエス様を真剣な表情でじっと見つめるこどももいます。一人ひとりが、何を思い、何を感じ取っていたのでしょうか。
厳かな静寂の中で祝福式が始まりました。
毎月1回、年長児はお御堂で神父様から神さまのお話をしていただくのですが、この日のお話は、年長児の子どもたちにとっても、特別なものになりました。
神様がいつも見守ってくださっているから、私たちがこうして毎日をしあわせに暮らすことができるということ。
お家の人が大切に育ててくださっているから、今の私たちがこうしてここに居られるということ。
感謝の気持ちがとても大切だということ。
まだまだ小さい2歳、3歳の子どもたちも、幼いなりに神父様のお話に何かを感じているようで、じっと静かに聞き入っていました。
共同祈願では、年長児がクラスを代表してお祈りを唱えました。そのお祈りは、自分の心を使って自分で考え、自分の言葉で唱えた心のこもったものでした。
「世界中の人々が平和な世界でしあわせに暮らせますように。」
「これからも家族みんながいつまでも元気でいられますように。」
「幼稚園のみんながけんかをしないで仲良く過ごせますように。」
「ロシアとウクライナの戦争が早く終わりますように。」
「世界中の病気の人や苦しんでいる人が、少しでも元気になりますように。」
自分たちのしあわせのことだけではなく、自分以外のまわりの人たちのしあわせにも思いを寄せることができる年長児のお祈りに、心がとてもあたたかくなりました。
たくさんの人に愛されて、大切に育てられていることのしあわせを、子どもたちは肌で感じながら成長しているのだと思います。だからこそ、他者を思いやることのできる気持ちが芽生えるのでしょう。また、いつどんな時にも神様に守られているという安心感は、子どもたちの毎日を、とても穏やかにしてくれているのだと感じます。
七五三の祝福を受けた子どもたち一人ひとりが、これからも神様の深い愛に包まれ、見守られながら、健やかに成長できますように。
たくさんの人からの愛を受け、感謝の気持ちを持ち続けることができますように。
どうか神様、子どもたちの未来が光り輝きますようにお守りください。
若葉幼稚園
園長 松木 信子
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